議会活動報告

[ 解説 ] 12/5代表質問時の退席事案について

※本記事をよりよくご理解頂けるよう、関連する議会映像をまとめた動画をご用意いたしました。


令和5年11月議会、本日代表質問が始まり、沖縄・自民党会派、トップバッターである中川京貴議員が質問に立ちました。

参考資料:[代表質問] 中川 京貴 令和5年第4回沖縄県議会11月定例会

代表質問に立つ中川京貴議員

執行部側の答弁の中で「辺野古新基地」という言葉が使われましたが、このことについては、我が会派からの指摘を受け、令和5年6月28日、10月4日に、赤嶺昇議長から玉城知事に対して、「議会答弁における正式名称の使用について」という文書において、正式な名称を用いるよう二度も申し入れがなされています。


赤嶺議長から普天間飛行場代替施設という正式名称を使用するようにとの発言が休憩中にありましたが、溜知事公室長は「国が主体となる場合は普天間飛行場代替施設建設と用いるが、知事公約や知事の政治的な考えを述べる場合には辺野古新基地建設と答弁する」旨の回答を公室長席から行いました。

議長に質問を行う島袋大議員

これに対しては、議長からの文書による要請を無視するもので言語道断であり、沖縄・自民党は退席しました。


暫時休憩となり議員が退席した議場

休憩中に執行部からは池田副知事が会派室を訪れ、執行部の考え方について改めて説明がありましたが、「知事が(辺野古新基地という言葉を)用いるのは理解できるが、行政の司である部長や公室長が正式名称を用いないのは許されないではないか」「議場外でもそのような使い分けをするのか」といった意見がでました。


そのうえで、定例会のたびに二転三転する執行部の対応に対して、文書をもって統一見解を示し、知事自らが議場で釈明するよう要求しました。

玉城知事と執行部の様子

しかしながら、再度説明にみえた池田副知事からは先程の公室長の説明ぶりから何ら進展のない見解が示されたため、これでは再開には応じられないとして、各派代表者会を開くよう議長に申し入れることとなりました。


再開後、玉城知事から釈明がありましたが、島袋大議員(会派長)は知事が定めた「辺野古新基地問題対策課設置規程」を引用し、「名護市辺野古地先への普天間飛行場代替施設(以下「新基地」という。)」という記述から、当局も略称であることを認めており、正式名称を用いるよう主張しました。

知事による釈明

その後暫時休憩となり各派代表者会が開催されましたが、与野党の意見は折り合わず、協議は決裂しました。

沖縄・自民党は議会をいたずらに空転させる考えは毛頭ありませんでしたが、午後7時16分にようやく正常化し、中川議員の再質問が始まりました。


2023-12-08 | Posted in 議会活動報告, お知らせNo Comments » 

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