小渡良太郎

[ 委員会報告 ] 令和三年第4回沖縄県議会(6月定例会)文教厚生委員会(小渡良太郎)

「中部病院クラスター問題」集中審議を終えて


質疑冒頭、当局の隠蔽体質、再発防止より保身という姿勢が垣間見えるやり取りからスタートすることになった今回の審議。


病院側の記者会見中止をめぐる業務メールのやり取りを先週の時点で資料要求していたにもかかわらず、その提出を巡って委員会が空転。


当該問題は17名もの入院患者が亡くなる大規模クラスターの公表に係る問題であり、「情報共有のあり方に問題があった」「認識に齟齬があった」と自ら会見で述べている以上、意思決定に関するメール等のやり取りがどうだったかを確認することは必要不可欠な事柄でしたが、「個人情報」を守ることを優先する当局。
再三の追及の末、資料要求に応じました。


その後はメールのやり取りを軸に「誰の意思決定によって公表が差し止められたか?」を細かく確認し、「三役が会見中止を望んでいると聞いた(病院長)」という答弁を引き出すことが出来ました。


また、当局側が何も言わない「ワクチン未接種の医療従事者が職員感染の8割を占める」感染実態についても、「感染職員を端とする院内感染はないか」「接種を強要するつもりはないが、問題が起こってしまった以上未接種の職員の業務のあり方については検討しなければならないのではないか」等、事実確認の上再発防止の徹底を要求しました。


14時過ぎからスタートし、途中2時間の空転を挟んで深夜0時過ぎまでという長丁場でしたが、あらためて気を引き締め、8日の知事に対する集中審議に臨みます。


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