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[一般質問] 座波一 令和六年第1回沖縄県議会2月定例会

令和六年2月27日(火)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の一般質問(一日目)に沖縄・自民党より座波一議員が8番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。


令和六年2月27日(火)

第1回沖縄県議会(2月定例会)一般質問

座波一(ざははじめ)(会派:沖縄・自民党)


1:知事の政治姿勢について


(1) 国土防衛と大規模災害対策について、県民を守る立場から沖縄県の役割と責任及び自衛隊や米軍との信頼関係構築に向けた取組について伺う。


(2) 普天間基地移設後の嘉手納以南の跡地利用計画は、沖縄県全体の振興発展に極めて重要だが知事は国と連携し取り組むべきではないか伺う。また名護市久辺三区に対する条件整理や振興策は国に委ねているのか伺う。


(3) 水道料金値上げや老朽インフラ整備予算不足等、一括交付金に過度に依存した企業局の財政の在り方は、県民に命の水を安定供給する公共事業として疑問である。企業局の経営支援について知事の考え方を伺う。


(4) 離島振興の足かせは狭隘な港や空港である。国は災害や防衛に寄与する民生事業として特定利用空港・港湾整備方針を示したが、知事は防衛力強化を理由に拒否している。知事の政治的事情で離島振興を犠牲にすることになるが知事の考えを伺う。


2:県土の均衡発展について


(1) 沖縄本島東海岸地域と南部地域のインフラ整備は西側や北部地域に比べ明らかに遅れている。中城港湾と那覇港湾を結ぶ物流道路や那覇空港とMICE施設を結ぶ幹線道路の整備は沖縄県ハシゴ道路整備計画に位置付けられているか伺う。


(2) 南部東道路の全線開通が大幅に遅れ知念半島方面への延伸も調査区間のままである。知念半島周辺は海抜10m以下に1万4000人が暮らしており道路事情は脆弱である。能登半島災害の教訓から「半島災害」に備えた道路網整備が急務だが南部東道路の延伸を見据えた県の取組を伺う。


3:畜産業の危機に対する県独自の支援策について


(1) コロナに続き、飼料高騰は畜産農家の存続問題となっている。県は早急に現状を把握して短期的な救済措置と中長期的な支援策を講じるべきであり、沖縄県の食料を支えてきた畜産農家の減少を止めなければならない。沖縄県の食料自給率向上の観点からもちゅうちょする問題ではない。県の考え方を伺う。


4:県民の足となる公共交通の在り方について


(1) 南北縦断鉄軌道は事業化のめどが立たず都市モノレールの延伸計画もないまま県は新たな公共交通システムの構築を模索している。公共交通の社会的責任は県民の生きる権利に影響し、県民は未来の鉄軌道より明日の足が欲しいのである。沖縄県は今こそ短期的に実現性の高い交通政策を実行するべきであり、そのために在来のバスやタクシー等の交通機関を活用して取り組むべきだが県の方針を伺う。


5:沖縄県の国際人材育成事業の縮小化について


(1) 国際人材育成事業における派遣人員募集が2023、24年に当初予定人数を年度中途で半分以下に縮小された。国際人材の育成は沖縄県の重要な施策と位置付けられ、海外留学者の実績も出ており海外留学に託した若者の夢を絶ってはならない。なぜ当初予算で計画した人員を半分以下に縮小したのか伺う。


6:違法なオンラインカジノから若者を守るための施策について


(1) 発信拠点が外国にあるオンラインカジノは規制法がなく若者が容易に利用しやすく国内で約200万人が利用している。県内の若者も被害者が増えておりギャンブル依存者が多いとされる沖縄県は県民に警鐘を鳴らし国に法的対策を求めるべきではないか伺う。


7:我が党の代表質問との関連について


一般質問を終えて

今期最後の一般質問となりました。県政課題と地域の課題に配慮した質問構成になりましたが短い時間の範囲で何とか全て質問出来ました。

知事の政治姿勢では防衛に取り組む法的根拠を認識する必要があるのに、知事は防衛は国の専管事項との答弁を災害対策基本法からも防衛に取り組む義務があることを追及した。

また、水道料金の値上げや老朽化の対策が出来ないのは国のハード交付金が少ないからとする姿勢は県民の命の水を守る水道行政のあり方として納得できず、計画的な財政対策の欠如である事を指摘しました。

他に東海岸地域の均衡発展、公共交通機関、畜産業の救済、オンラインカジノ対策等の問題を質しました。


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