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[一般質問] 中川京貴 令和六年第1回沖縄県議会2月定例会

令和六年2月28日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の一般質問(二日目)に沖縄・自民党より中川京貴議員が4番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。


令和六年2月28日(水)

第1回沖縄県議会(2月定例会)一般質問

中川京貴(なかがわきょうき)(会派:沖縄・自民党)


1:知事の政治姿勢について


(1) 沖縄振興策について

令和6年度沖縄振興予算案が2678億円と決定されたことについて知事は、どのような評価をしているのか伺う。


(2) 沖縄県における物価高騰対策について


ア:昨年11月に成立した国の補正予算において速やかに給付を行うよう要請のあった低所得者向けの給付金について県内各市町村における支給状況は、どのようになっているのか伺う。


イ:県としてこれまで実施してきた支援措置に係る予算執行状況、執行率及び執行額について伺う。


(3) 沖縄県に一国二制度を導入し県民所得を上げ豊かさが実感できる県政づくりについての知事の見解を伺う。


(4) うるま市東山カントリークラブ跡地における自衛隊訓練整備計画について伺う。


2:米軍基地問題について


(1) 沖縄県では普天間基地をはじめとする嘉手納以南の米軍基地返還が予定されている。この広大な基地跡地に未来都市を建設することは、沖縄県はもちろん日本経済の成長に資する大きな可能性を有するものです。このような大規模な都市開発は、全国的にも例を見ないものであり、どのような都市を構想するか早い段階で様々な施策の議論・検討が必要です。


ア:沖縄統合計画に基づく今後の主な返還予定地、約1000ヘクタール(約10平方キロメート ル)東京ドーム約220個分の返還予定地の市町村との連携や県のビジョンについて伺う。


イ:議論・検討を加速するための対象となる米軍基地の返還時期について伺う。

(2) 普天間飛行場返還跡地の利用について


ア:返還対象となる地区における先行取得の状況と今後の見込みについて伺う。


イ:県では普天間飛行場の跡地利用計画については、全体計画の中間取りまとめを行うなど調査事業を行っているが、実効性ある計画の実現に向けた本計画策定のロードマッ プについて伺う。

(3) キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区について


ア:当該地区の返還に至るまでの経緯と現状について伺う。


イ:今後の利活用方針について伺う。

(4) 嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は、平成8年の日米特別行動委員会(SACO)の最終報告で伊江島補助飛行場への移転が合意されている。しかし合意後も周辺住民の反対の声を無視し降下訓練が実施されたが、県の取組について伺う。

(5) 嘉手納基地における米軍機の騒音、環境被害について


ア:嘉手納基地への外来機による騒音被害について伺う。


イ:米軍人の事件・事故の件数について伺う。


3:文化観光スポーツ行政について


(1) 沖縄観光の振興について大型クルーズ船の来県が復活をしてきているが、クルーズ船係留施設の整備・稼働状況に加え、中心市街地へのアクセス手段の確保をどのように図っているのか伺う。


(2) Jリーグ規格対応サッカースタジアム構想の進捗について伺う。


(3) 沖縄空手の継承発展について


ア:沖縄空手ツーリズムがもたらす県経済への効果について伺う。


イ:沖縄空手世界大会開催事業として1億円が当初予算で組まれているが多くの空手関係者からの期待も大きい。沖縄の空手を世界にアピールするための県の支援について伺う。


4:医療・福祉政策について


(1) 医療行政について


ア:中部病院の建て替え問題について病院事業局、保健医療部は地元うるま市と、どのような調整を行っているのか伺う。


イ:来年度中に琉大病院等が移転し「沖縄健康医療拠点」が本格的に始動するが、県当局ないし病院事業局として、どのような連携を図る考えか伺う。


5:県内社会資本の整備について


(1) 那覇空港滑走路増設に伴い1000万人観光立県・1兆円観光産業を目指していたが、それもクリアして1000万人観光から1200万人へ引き上げたことにより国道・県道の交通渋滞が予測されるが、その対策と課題について、私が提案した2次交通による高速船(海上タクシー)の活用、那覇から北谷まで15分、名護まで40分、本部まで50分について検討したか伺う。

(2) 鉄軌道導入について

戦前、嘉手納町では、南部から嘉手納ロータリーまで軽便鉄道路線がありました。第二次世界大戦時に鉄道・比謝橋も破壊されました。国道58号の比謝橋においては復元されましたが軽便鉄道においては復元されておりません。沖縄県の振興の一つとして西回りは那覇市から浦添市・宜野湾市・北谷町・嘉手納町・読谷村・名護市と東回りは南部から西原町・中城村・北中城村・沖縄市・名護市・北部まで1時間で着く鉄軌 道を通すことが将来の観光立県に向けた沖縄振興策になると、これまでの一般質問、代表質問で取り上げてまいりましたが県の見解を伺う。


6:犬・猫殺処分ゼロについて


(1) 令和6年度に向け、犬・猫殺処分をゼロにするための課題と今後の取組、目標、数値を伺う。


(2) 動物愛護管理センターとボランティア、愛護団体との協力体制の強化について伺う。


(3) 犬・猫殺処分ゼロを目指し私が提案した南部・中部・北部・離島など市町村と連携したシェルター設置についての現状と課題について伺う。


(4) 各小中学校での動物愛護への認識を高め講演会や触れ合い教室を開き、動物(ペット)はおもちゃではない。飼ったら最後まで飼い続ける。動物愛護の普及・啓発に向け犬・猫殺処分ゼロに取り組むことを提案しましたが、教育長の見解と今後の取組について伺う。


7:教育行政について


(1) 沖縄県離島体験交流促進事業について


ア:平成22年度からスタートした離島体験交流促進事業のこれまでの成果と課題、予算について伺う。


イ:令和6年度の離島体験交流促進事業の学校数と人数・予算について伺う。


ウ:離島体験交流促進事業のメニューでは、本島の児童が離島で体験交流することができても離島の児童が本島に来ることができないため、私は不公平だと、離島の児童も本島で学び本島を経由して離島に体験学習する仕組みを提案して実現したが、これまでの成果と課題、令和6年度の状況を伺う。

(2) 教職員について


ア:教職員による長期的な休暇・短期的な休暇についての内訳と臨時職員による対応と予算について伺う。


イ:教員不足の原因と対策について伺う。


8:我が党の代表質問との関連について


中川京貴

一般質問を終えて

〇沖縄振興策について
第5次に渡り沖縄振興策で沖縄県は、道路・港湾・空港等インフラ整備が進められ、県民生活が豊かになったが、未だ県民所得は全国で一番低い状況にある。

第6次沖縄振興策を進めながら、普天間飛行場をはじめ、嘉手納以南の米軍基地返還が予定されているこの広大な基地跡地に未来都市を建設する事は、沖縄県はもちろん、日本経済の資する大きな可能性を有するものです。どの様な都市を構想するか、早い段階で様々な施策の議論検討が必要です。

県民生活を上げる為には、私は過去にも
「一国二制度を導入して、法人税や関税などの大幅減税により、国内外の企業を誘致し雇用を拡大させる経済特区の創設」について一般質問で提案をした。(平成24年・令和6年2月。)

〇返還予定地について
沖縄県には、 平成8年に日米合同委員会(SACO)の最終報告で合意された沖縄統合計画に基づく今後の主な返還予定地は約1000ha(約10㎢)東京ドーム約220個分の返還予定地がある。
米軍基地の返還を加速させる為にも、市町村との連携や県のビジョン、議論、検討を進めながら、返還対象となる地区による、先行取得の状況などの確認質問を行なった。

〇嘉手納飛行場における米軍機の騒音、環境被害について
パラシュート降下訓練等の被害状況
米軍人の事故事件の件数について確認を行った。

〇沖縄空手の継承発展について
令和6年予算において沖縄空手、世界大会開催事業として1億円が組まれている。
多くの空手関係者からの期待も大きい。
沖縄の空手を世界にアピールする為の県の支援について確認をした。

〇医療福祉政策について
中部病院の建て替え問題について、保健医療部は地元うるま市とどのような調整を行なっているのか。又、来年度中に、琉大病院等が移転し、沖縄健康医療拠点が本格的に始動するが、県当局ないし、病院事業局として、どのような連携を図る考えか確認をした

〇県内社会資本整備について
県道国道の交通渋滞が予測されるが、私が過去にも提案した、2次交通による「高速船・海上タクシー」の活用。
那覇から北谷町迄15分、名護市迄40分、本部町迄50分について検討したか確認をした。

〇犬猫殺処分ゼロについて
令和6年度、犬猫殺処分をゼロにする為の課題と今後の取り組み、そして目標・数値について。動物愛護センター・ボランティア団体・愛護団体との協力体制の強化について確認した。

〇離島体験交流促進事業について
私が提案をし平成29年度からスタートした、離島体験交流促進事業についての、これまでの成果と課題、そして予算について確認した。離島体験交流促進事業は、将来を担う子供達・児童生徒が離島の重要性、特殊性及び魅力に対する認識と地元の文化を学び、沖縄本島と離島との交流促進により、離島地域の活性化を図るための離島振興である。


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