最近の定例会

[一般質問] 新垣淑豊 令和6年第3回沖縄県議会9月定例会

令和六年10月4日(金)
第3回沖縄県議会(9月定例会)の一般質問に沖縄自民党・無所属の会より新垣淑豊議員が5番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。


令和6年10月4日(金)

第3回沖縄県議会(9月定例会)一般質問

新垣淑豊(あらかきよしとよ)(会派:沖縄自民党・無所属の会)


1:沖縄県職員の働き方について伺う。


議会運営委員会において、議会一般質問の日程に関して4日、5日案がそれぞれの会派から挙げられている。現行では8名の4日間ということで、散会時間が19時を超えることが予想され、職員の残業を前提とした時間となっている。
我々の会派としては、職員の定時退勤、働き方改革も合わせて、1日6人の5日案を提案しているが、与党議員から執行部が5日案を嫌がっているという趣旨の発言があった。執行部として5日案で問題あるか否か見解を伺う。


2:沖縄県の離島振興の取組について伺う。


9月30日締切りのガバメントクラウドファンディング「離島の子どもたちのチャレンジを応援! 「離島生徒への大会派遣補助拡充」プロジェクト」についてどのような取組を行いどのような結果となったか伺う。


3:夜間中学校の設置について伺う。


玉城デニー知事の1期目からの公約の一つであり、1期目には進捗が最も遅い施策であった公立夜間中学校の設置の現状と知事が設置に向けてどのような取組を直接行ったか伺う。


4:沖縄都市モノレール那覇空港駅の動く歩道について伺う。


6月定例会において、質問した動く歩道が止まっている事案について、今後の方針について伺う。


5:沖縄県におけるたばこ税の状況と沖縄県の受動喫煙対策の状況について伺う。


沖縄県では20歳以上のおよそ25%の喫煙者がいるとされている。その喫煙者の納めるたばこ税も県・各市町村の収入となり、一般財源として活用されている。宮古島も全国有数の葉たばこの生産地であり、産業の一角をなしている。
しかし、その反面、非喫煙者の受動喫煙による害も言われており、路上喫煙で目に見える環境の改善にも、受動喫煙対策として施 設の整備が要望されている。
総務省からも「地方たばこ税の安定的な確保と望まない受動喫煙対策の推進のための分煙施設の整備促進について」と本年4月にも事務連絡がなされているが、沖縄県としてどのような対策がなされているか伺う。


6:沖縄県の文化芸術に対する取組について伺う。


(1) 全国にもまれな文化芸術に関する奨励金制度について昨年度の議会本会議において提案したところ、本年度には予算が確保されたことは全国の文化芸術関係者の耳目を集めている。現在、詳細を詰めている段階であると聞いているが、進捗を伺う。


(2) 平成26年に定めたおきなわ文化芸術・結の都(仮称)沖縄県立芸能シアター・文化発信交流拠点整備基本計画の現状について伺う。


(3) 今年(令和6年)3月に取りまとめられた文化発信交流拠点の充実に関する調査等事業委託業務報告書では芸術家人口4680人に対し調査は104人余り、僅か2%、回答者の地域では那覇と中部、沖縄県の全域に渡るニーズをつかめていない上に、年代も10代・20代が各1%、70代以上が40%と大きな偏りがあると思われる。若手や地方の声を聞く仕組みをつくる必要があると思うが、どのように考えているか伺う。


(4) ユネスコにおいて2025年までに磁気テープに記録された音声や映像をデジタルファイル化しないと二度とアクセスできなくなる可能性が高いと2019年にマグネティック・テープ・アラートを発している。県内各地の言語や芸能など含め多くの音声や映像をアーカイブ化して残す必要があると思うが県の取組について伺う。


7:沖縄県の観光について伺う。


沖縄県1000万人観光の復活も目前となっている。先日も報道があったように宿泊税の議論も進み、日々県内では新たな観光の取組をなすために産官学協働して動いている。しかし、現在、オーバーツーリズムの声が国内外から様々聞こえてくる。

本県でも交通渋滞や水の供給、観光客の病院利用など、影響が出てきている。特に那覇市内においては宿泊施設の増加による平均客室単価の伸び悩み、人手不足による稼働率の低下、人件費の高騰や資材高などが利益を圧迫していると聞いている。

さらに観光が牽引し土地価格の上昇などもあり、所得とのバランスが崩れ、沖縄県民の土地取得や住居費などにも課題が出ているとも話があった。

もちろん資本主義経済下であり、民間の動きに結果を委ねるという考えもあるが、住民生活とのバランスを考えたときに沖縄県は自治体として規制と緩和を用いてある程度のコントロールを行うことで「持続可能な観光」の実現に取り組むべきではないかと考えるが、知事の見解を伺う。


8:フジロックフェスティバルにおいて


知事とステージを共にした津田大介氏は過去にはこれまでも、昭和天皇の肖像を燃やす作品を展示するなど反日的・反政府的思想が強過ぎる「表現の不自由展・その後」の芸術監督をされている。

またポリタスTVというネット番組で「自民党に入れ続けるのは」というタイトルで講演をすると発した際に、出演者の青木理氏が「一言で終わりそうじゃない、劣等民族だから」という発言に対して高笑いしていた。

非常に差別的な発言であり、そのような発言をいさめることなく迎合した人とのステージに意味はあるのかと思ってしまったが、その青木氏の発言と津田氏の反応について、差別のない社会づくり条例を定め、同じステージに立った知事の考えを伺う。


9:我が会派の代表質問との関連について

一般質問を終えて

知事公約の達成率が全く見えない中、1期目から6年間遅々として進まない夜間中学校設置。知事公約としてあげられたのに、当事者としての様子が全く見られない答弁でした。文化芸術支援に関しては、職員の努力もあり、理解と事業の取り組みが進んでいるように感じられます。沖縄観光も、オーバーツーリズム対策も待ったなしということで、本当に重要な局面に我々はいると思います。県民ニーズが多様になり、それぞれの課題について、県職員の中にも専門家の登用を今後も提案していきます。


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