[代表質問] 仲村家治 令和7年第1回沖縄県議会2月定例会
令和七年2月19日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の代表質問に沖縄自民党・無所属の会より仲村家治議員が4番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

令和7年2月19日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)代表質問
仲村家治(なかむらいえはる)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:防災減災・県土強靱化について
(1):1月13日に発生した宮崎県における地震において、南海トラフ地震臨時情報が発出された。昨年の能登地震の復興も道半ばであり、今年に入って憂慮すべき事象が発生をしている中で、沖縄県として南海トラフ地震への対策と心構えをどのように考えているのか伺う。
(2):先月末の埼玉県八潮市の道路陥没事故では、ドライバーの方がいまだに安否の確認ができていない状況にある。本県の上下水道は復帰以前に埋設されたものも多く、更新時期を過ぎているものも多いと聞く。上下水道の老朽化状況と今後の対策について伺う。
(3):上下水道のみならず、県の保有する多くの公共施設については、公共施設の総合管理の観点から、公共施設等総合管理計画が策定され、計画的なメンテナンスが図られているものと聞いている。計画策定の意義を改めて伺うとともに、今後の維持管理や更新に係る費用の概算について伺う。
(4):11月北部豪雨については、災害救助法の適用が県の不手際により不可能となった重大な問題が生じることとなった。再発防止の考え方、国による防災体制整備の動向、そ して災害見舞金の給付の進捗をそれぞれ伺う。
(5):災害物資の備蓄について全国的な調査が行われているが、沖縄県においては必要量は確保できているのか、また消費期限を過ぎた備蓄物資の活用、更新費用はどのようになっているのか伺う。
(6):離島地域をカバーするドクターヘリまたは消防防災ヘリは、防災対策の観点から導入が喫緊の課題であると思うが、県の認識と今後の見通しを伺う。
(7):防災対策の観点からも学校等公共施設の堅牢化を図り、シェルター機能を整備する方向性を取るべきであると考えるが、県の考え方を伺う。
(8):11月北部豪雨においては、河川しゅんせつが滞っていたことにより水害が発生したことが明らかとなった。県内河川しゅんせつの今後の計画と護岸整備事業の促進について伺う。
2:文化観光スポーツ行政について
(1):オーバーツーリズム対策について
ア:オーバーツーリズム対策についての県の基本的な考え方について伺う。
イ:離島観光にフォーカスをすると、その規模によって、オーバーツーリズムの量や質に違いがあると思うが、実態はどのようになっているのか、対策と併せて伺う。
ウ:第6次沖縄県観光振興基本計画においては「沖縄観光の質の向上」に言及されているが、質の向上という政策目的を実現するために、具体的にどのような取組を進めているのか伺う。
エ:県内におけるライドシェアの利用状況はどのようになっているか伺う。
(2):観光目的税について
ア:県は、観光目的税の導入に係る条例について、議会への提案を延期する方針を決めたが、その理由は何か、また今後改めて議会に提案する時期はいつ頃になるのか伺う。
イ:市町村における入域税等の賦課について、今後どのような調整を行っていく考えか伺う。
ウ:県は離島住民から徴収した宿泊税を自治体に返還する交付金を創設するとしているが、交付金を交付したとしても徴収された税金をどう住民に還付するのか伺う。
(3):沖縄観光の動向について
ア:直近年度における入域観光客数及び観光収入、1人当たり観光消費額はどのようになっているのか伺う。
イ:観光ビッグデータを収集するための方策として、官民データ連携も含めて考え方を持っているのか伺う。
ウ:今後沖縄観光の量の点からは、目標数値などを考えているのか伺う。
(4):文化芸術・芸能の振興について
ア:県民誰もが芸術に触れる機会を増やすことが求められていると思うが、このような観点に立った施策や取組は具体的にどういったものがあるのか伺う。
イ:県内芸能家団体の協議体などはあるのか伺う。
ウ:沖縄の伝統芸能は文化として継承をしていく必要があると考えるが、卓越した技能を有する芸能家を育成するための取組について伺う。
(5):スポーツ活動支援について
ア:離島児童生徒の部活動渡航費用助成について、どういった実態になっているのか伺う。
イ:社会人・事業団によるスポーツ活動も盛んであるが、スポーツ振興は心と体の健康を維持する目的もあり、企業の健康経営にも資するものであると考える。企業の健康経営の観点で、県は何か取組を行っているのか伺う。
(6):「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」、いわゆる「沖ツラ」が話題となっているところ、アニメ原作で登場する地域や場所などは、アニメツーリズムとして、新しい沖縄観光のコンテンツとなる可能性がある。県としてもコラボレーション、業界とのタイアップ等が必要かと考えるが、見解を伺う。
(7):那覇一文字の活用については那覇港管理組合でも議論が続けられているが、法的側面がクリアできていない点が課題となっているが、釣り文化の振興という観点から、安全確保策の取組、国への働きかけなどを県として行っていく考えはないか伺う。
(8):琉球泡盛文化の振興について
ア:琉球泡盛の国内消費状況を伺う。
イ:泡盛を文化としてPRしていく上で、泡盛や酒蔵の歴史、さらにモノからコトへ、言わば泡盛ツーリズムの企画などを合わせて仕掛けていくべきと思うが、こうした取組を県はどのように考えるか伺う。
ウ:知事は、今後泡盛乾杯条例等が提出された場合に、その趣旨に賛同する考えはあるのか伺う。
(9):海の安全・安心、マリンレジャー振興について
ア:全国と比較した沖縄県の水難事故の現状について、また、どのようにすれば水難事故を減少できると考えるのか、自然海岸の責任者である知事の見解と今後の方針と目標を伺う。
イ:水難事故防止に向けた施策を推進することを目的とした「沖縄県水難事故防止に係るワーキンググループ」について、発足以降どのような施策を進めてきたのか伺う。
ウ:マリンレジャーの振興に当たって、県内経済へ及ぼす影響を県は把握できているのか伺う。
(10):伝統工芸や現代工芸の振興策について、おきなわ工芸の杜を県民に周知をしていく必要があると思うが、現在の指定管理による運営の状況と周知広報の在り方について伺う。
3:経済産業振興について
(1):モーダルシフトの状況について
ア:カーボンニュートラルに向けて、県内のモーダルシフトの状況について伺う。
イ:輸送部門の構造改革に係る費用は、確実に価格転嫁がなされていくものと考えてよいのか伺う。
(2):AI技術の活用について
ア:まさに一日一日、AI技術の進展はすさまじいものがあるが、DXの観点から庁内においてAI技術を活用する考えはあるのか伺う。
イ:民間事業者におけるAI技術の活用支援について、県の取組を伺う。
(3):洋上風力発電の計画について
ア:日本各地で洋上風力発電の計画が立ち上がる中、海洋に囲まれた本県において、洋上風力発電に対してはどのような認識を県は持っているのか伺う。
イ:今後、適地の選定等が進んでいく見込みなのか伺う。
(4):企業利益ランキングから見る県内企業の動向について
ア:県内企業の収益率の向上に対する県の取組について伺う。
イ:事業承継の課題と対策について伺う。
(5):スタートアップ施策の状況について
ア:玉城知事が会長を務めるおきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアムが策定した目標値の進捗状況について伺う。
イ:2028年までの目標達成の見通しと課題について伺う。
(6):コロナ融資の返済状況については、リスケ等の措置を講じてきたのかを含めて、現時点での総括を伺う。