[代表質問] 又吉清義 令和7年第1回沖縄県議会2月定例会
令和七年2月19日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の代表質問に沖縄自民党・無所属の会より又吉清義議員が2番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

令和7年2月19日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)代表質問
又吉清義(またよしせいぎ)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:医療介護・健康保健・子育て支援について
(1)琉大病院の移転が完了しサービスが開始されたところであるが、県の役割、琉大との連携の在り方、さらにアクセス道路整備について残された課題が多いが、県はどう取り組んでいくつもりなのか伺う。
(2)令和6年4月1日時点の待機児童数は確報値で356人となり、下げ止まりの傾向となっている。待機児童解消の課題は、保育士不足だということがはっきりしてきている中で、どう取組を進めていく考えなのか伺う。
(3)県こども計画の策定状況、概要、特徴的な事項について伺う。
(4)付添い入院について医療機関に対しての補助を、こども家庭庁が来年度予算措置することが報道されているが、病院事業局として県立病院における施設整備を進めていく考えはないか伺う。
(5)子どもたちが貧困状態から脱却するには、保護者の貧困状態解消が必要不可欠であり、そのためには中長期的な視野で支援策を講じる必要があると考えるが、県はどういった取組をしてきたのか伺う。
(6)人獣共通感染症対策をワンヘルスの考え方に基づき、人と動物の健康づくりとして進めるべきと考えるが、特に狂犬病対策について県の取組を伺う。
(7)健康寿命を延ばし、さらにはカーボンニュートラルにも資する自転車道の整備を進める必要があると考えるが、整備計画と整備率はどのようになっているのか伺う。
(8)独居高齢者の増加により、生活支援の重要性が高まるとともに、高齢者の健康の維持増進も課題となっている。来年度PPP/PFI推進室が設置されることから、他の自治体で活用されているSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)の当該分野における活用について伺う。
(9)昨年来インフルエンザが蔓延し、総合的な感染症対策を講じる必要性が高まっているが、県の取組を伺う。
(10)健康寿命を延ばすために、県の目標値と今後の計画、実績を踏まえた今後の見直しの方向性について伺う。
(11)介護の需要は、介護事業者のみならず、自助である家庭内介護も重要であり、一般家庭向けに介護講習を無料で受けられるような仕組みをつくることはできないか伺う。
2:人材育成・教育行政について
(1)本部高校においては、ドローン技術者の養成プログラムを開始することとなったようで、新しい分野の人材育成を地域発で行うすばらしい取組だと思うが、当局の考え方を伺う。
(2)教育庁において、令和7年度から教育DX推進課を設置することが発表されたところだが、新しい課の設置の狙いと次年度における取組を伺う。
(3)給食費補助における給食費単価改定への対応について
ア:どの時点の市町村の給食費をベースにして補助単価を積算するのか伺う。
イ:昨年12月11日付で、沖縄県学校給食会から学校給食共同調理場所長等宛てに「令和6年産米の学校給食用精米及び米飯の売渡価格について」という通知が発出されている。その内容について伺う。
ウ:昨年12月の通知に基づいて、市町村の給食費の改定状況はどうなっているのか伺う。
エ:こうした通知も含めて、様々な食材の高騰が続いており、各市町村では今まさに適正な給食費の価格について議論がなされ、価格改定も視野に入れて検討が進められている。こうした価格改定に対して、県の補助は当然に価格改定後の給食費に対して措置されるという認識でよいか伺う。
(4)18歳成人の人口が減少傾向にあることが報道されているが、今後の沖縄県の人口動態、特に生産年齢人口の推計がどのようになっていくのか、さらには産業構造への影響をどう捉えているのかについて伺う。
(5)県出身の東大生でつくるグループが沖縄の子どもたちのために塾を開き大変好評を得ていると聞いているが、官民が連携した学力向上対策について県の取組を伺う。
(6)那覇市の市立小学校において予定されていた航空自衛隊の音楽隊によるコンサートが突如として中止されたことについて、沖縄県教職員組合からの圧力があったと報道されている。教育庁として、この事案をどのように捉えているのか伺う。
(7)金融経済教育について、先日県内でシンポジウムが開催され、照屋副知事もパネリストで参加したようであるが、その重要性、意義と今後の取組についてどのような認識を持っているのか伺う
(8)精神的な不調により休職を余儀なくされる教員のメンタルヘルス対策の問題の深刻さは広く共有されていると思われるが、働き方改革推進課を設置して対策に乗り出しているところ、現状改善の兆しは見えてきているのか、あるいは何か課題となっているところがあるのか伺う。
(9)県内大学への薬学部設置については、琉球大学との協議が継続されているようだが、財政支援を含めた課題について、どのような意見交換がなされているのか伺う。
(10)夜間中学校の設置・拡大について
ア:委員会のまとめた設置案では、4つの案が提示されている。そのうち2つは、市町村や一部事務組合が設置する案であり、設置形態としては、市町村立夜間中学校と市町村立中学校の分校の2パターンである。市町村において、夜間中学校設置の検討は進んでいるのか。
イ:4つの案の残り2つは、県が設置主体となる案である。県立夜間中学校と県立学校に併設する案となっている。平成30年のニーズ調査から既に6年が経過しているが、県が設置主体となる検討状況はどうなっているのか。
ウ:平成30年のニーズ調査では、夜間学校に「通いたい人」の市町村別分布は、那覇16名、島尻郡9名、中頭郡19名など広範にわたっている。「通わせたい人」の市町村分布も、離島含めて幅広い地域にニーズがあることが分かっている。こうした状況を踏まえれば、県が主体となって夜間学校を設置すべきではないか。見解を伺う。
エ:南城市において、私立夜間中学校「珊瑚舎スコーレ」が開校している。私立の夜間中学校としては全国初であり、民間の自発的な動きとしてはすばらしいものと考えているが、県内のニーズは珊瑚舎スコーレの開校で満たされていると認識しているのか伺う。
3:自然環境・景観行政について
(1):環境行政について
ア:所有者不明となっている放置車両及び放置艇の現況と処分の方向性について伺う。
イ:食品ロス削減と食品残渣リサイクルの取組の現況について伺う。
ウ:赤土等流出防止対策の現況と課題について伺う。
エ:海岸漂着物、マイクロプラスチック対策について伺う。
オ:県庁舎からのPFAS流出事故は、県民に対して大いに不安を与えた重大事案であった。県民の不安を払拭するべく対策を講じたと思われるが、いま一度これまでの経緯と再発防止策について伺う。
(2):沖縄県の景観形成について
ア:沖縄らしい風景づくりを推進することは良好な観光地形成にも資するものであり、大変重要な意義があると考える。沖縄県の景観形成の基本的な考え方について伺う。
イ:離島地域における無電柱化推進事業であるが、令和7年度においてどのような取組をしていく考えか伺う。
ウ:沖縄県内でも特に中山間地域や離島地域において、地域の歴史や伝統の彩を残す古民家について、観光資源としての価値創造という観点も含めて、古民家再生への取組の状況と課題について伺う。
エ:道路の除草対策、道路標示板の老朽化対策について伺う。
(3):国立自然史博物館誘致について
ア:昨年誘致に向けた議員連盟が発足し、与野党の垣根を越えて取組を強化・加速化していくこととなったが、県として県民の機運醸成はどの程度進捗していると考えているのか伺う。
イ:年々予算規模も拡充されてきているものと承知しているが、来年度の具体的な取組について伺う。
ウ:国立施設であり国の理解と支援なくしては誘致成功に至ることはあり得ないと考える。自然史博物館を沖縄に誘致することについて、国の動向をどのように把握しているのか伺う。
(4):昨年は、台風来襲も例年に比べて少なく、松くい虫被害も増加傾向にあると聞いているが、県内における被害の状況と防除策についてどのように進めていく考えか伺う。