[代表質問] 新垣新 令和7年第1回沖縄県議会2月定例会
令和七年2月19日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の代表質問に沖縄自民党・無所属の会より新垣新議員が3番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

令和7年2月19日(水)
第1回沖縄県議会(2月定例会)代表質問
新垣新(しんがきあらた)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:知事の政治姿勢について
(1)戦後80周年記念事業について
ア:数多くの事業が来年度予定されていると考えるが、県の基本的な考え方を伺う。
イ:摩文仁地区における戦後処理は、まだ終わっていない。不法投棄ごみ回収処理や不発弾処理や念願である遺骨収集に向けた取組について、市・県・国の連携はどうなっているのか伺う。
ウ:平和を発信する拠点として、平和祈念公園内の再整備、休憩所・売店・Wi-Fi・ト イレ等の施設整備を行うべきでないか伺う。
エ:平和祈念公園に隣接する糸満市が所有する土地を平和祈念公園として編入を行い、糸満市と県が連携を図り、国に整備等を要請してもらいたいと考えるが、県の考え方を伺う。
オ:糸満市と県が連携し、国に摩文仁海岸への里道の整備要望を行うべきと考えるが、県の考え方を伺う。
(2):牛島満中将にまつわる遺品の展示や辞世の句の陸自ホームページ掲載といった話題が報道されているが、知事は牛島中将に対してどのような思いを持っているのか伺う。
(3):国連機関の誘致について、国連の専門分野機関は、経済・社会・文化・教育・保健・その他分野の幅広い機関がある。県として、各国首脳が訪れるサミット等の会議施設や世界保健機関(WHO)、ユネスコ、国際連合大学を含む国連機関を県内に誘致すべきでないか伺う。
(4)名護市で行われた陸上自衛隊の防災訓練において妨害行為が発生し、輸送ヘリコプターが着陸を断念する事案が発生した。災害対策という目的で実施された訓練が実力で妨害されるのはゆゆしき事態であり、県はどのような対応を考えているのか伺う。
(5):尖閣諸島海域への中国船舶の侵入は日を追うごとにエスカレートする一方であり、政府は与那国島付近の海域にブイを設置する措置を講じているところ、知事は海域を所管する自治体の長として政府同様にきっちり抗議をすべきではないか伺う。
(6):選択的夫婦別姓について、国会において与野党双方で議論となっているが、知事は政治家としてどういった認識を持っているのか伺う。
2:基地問題・平和安全保障について
(1):平和の礎への記載氏名をインターネット上で検索できるようなデジタル化構築がなされるとのことだが、その目的と効果を伺う。
(2):米軍による事件事故の報告の在り方については、被疑者が嫌疑不十分で不起訴となる場合もあり、慎重な対応が求められると思うが、県当局はどのように考えているのか伺う。
(3):台湾有事を想定した際に、県民生活の維持確保に向けた対策が必要であるが、官民が連携した取組としてどういったことが実行可能か伺う。
(4):先島地域への自衛隊配備について、知事はどのような思いを持っているのか伺う。
(5):2月5日に県が主催した安全保障シンポジウムについて
ア:シンポジウムの概要と成果について伺う。
イ:パネラーの選定の中立性について伺う。
ウ:知事は県が国際平和研究所を構想してもよいのではないかと発言しているが、その真意について伺う。
(6):基地跡地利用に当たり、県外地主の増加が用地取得が思うように進まない要因となっているのではないかという見方もあるが、県は現状をどのように捉えているのか伺う。
(7):辺野古移設に係る国と県の裁判は全て終結し、移設作業は今後順調に進捗していくものと思われるが、辺野古新基地問題対策課は縮小し、必要な部署へ人員を割り振ってい くべきではないか伺う。
(8):2月5日に普天間飛行場跡地利用推進会議が開催され、跡地利用のグランドデザインが議論されたようであるが、その概略について伺う。
(9):安和桟橋及び本部港塩川地区における安全対策について
ア:ベルトコンベヤーの設置が取り沙汰されているが、妨害行為を避け、事業を進捗させるために必要不可欠であり、県も協力をしてもらいたいと考えるが、見解を伺う。
イ:道路へのポール設置は全く妨害行為への抑止策となっていない。実効性のある対策を講じるべきではないか伺う。
(10):知事はウォルフォード海兵隊太平洋基地司令官との意見交換を行っているのか、日頃からの米軍との連携・連絡、信頼関係の醸成をどのように考えているのか伺う。
(11):米軍から提案されている「フォーラム」について、県はどの程度情報を把握しているのか。また日本政府は全面協力するとしている中で、積極的に参加をしていく考えは あるのか伺う。
3:交通政策・インフラ整備について
(1):北部テーマパーク「ジャングリア」アクセス環境整備について、国・県が連携した道路整備を今後どのように進めていく考えか伺う。
(2):特定利用空港・港湾の指定について、知事は現在においても慎重姿勢を崩していないが、多くの自治体が防災の観点からの活用も視野に手を挙げている中で、なぜここまでかたくなに拒否するのか、考え方を伺う。
(3):先月行われた宮古島市長選挙でも争点の一つとなった住宅確保対策について、離島過疎地域のみならず都市部でもエッセンシャルワーカー向けの住宅供給が不足していく可能性があるが、県は公営住宅法適用外の公的住宅の整備を独自で行う考えはないか伺う。
(4):昨年実証的に実施されたバス賃無料化事業の実績と効果について、どのような分析を行っているのか、また来年度以降も継続する考えはあるのか伺う。
(5):3両化の効果もあり、観光需要も相まってゆいレールの経営は向上していくものと考えるが、タッチ決済などの設備投資が行われる一方で、エレベーターの修繕や改修などは後回しとなっており、質の高いサービスを確保することが課題となっているが、県としてこの課題をどう捉えているのか伺う。
(6):本島中南部都市圏における慢性的な交通渋滞や、路線バスのドライバー不足等を起因とするバスの減便等の社会問題が顕在化する中、骨格軸となる鉄軌道の整備について、中南部を先行的に整備する考えはないか伺う。
(7):国内外の空港においてバードストライクに起因する航空機事故が発生しているが、県管理空港におけるバードストライク対策について伺う。
(8):平和の道(県道77号線)の進捗状況と取組について伺う。