[一般質問] 新垣淑豊 令和7年第4回沖縄県議会6月定例会
令和七年6月30日(月)
第4回沖縄県議会(6月定例会)の一般質問に沖縄自民党・無所属の会より新垣淑豊議員が8番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

令和7年6月30日(月)
第4回沖縄県議会(6月定例会)一般質問
新垣淑豊(あらかきよしとよ)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:沖縄県の文化芸術振興について
(1) 文化芸術分野の専門性を県はどのように認識しているか、県の考え方を伺う。また、文化芸術の専門性を持った職員の配置が課題であると令和5年11月定例会、令和6年9月定例会で繰り返し指摘し、採用について研究していると答弁があったが、令和8年度に向けて配置を予算化してはどうか。進捗を伺う。
(2) 文化芸術振興の課題である担い手育成について、沖縄県立芸術大学の役割と課題を県はどのように認識しているか、見解を伺う。
(3) 秋田公立美術大学では大学と地域が共同でNPO法人を設立し、大学内の拠点で事業を企画・運営しながら人材育成を行っている。沖縄県立芸術大学も奏楽堂というホールを有しているが、キャリア教育の拠点として、奏楽堂を地域連携型のアーツプロデュースセンターとしてはどうか。見解を伺う。
(4) 文化芸術振興のための基金が設立された。概要と将来的な財源の見通しについて伺う。
(5) 文化芸術振興基金を活用する事業は専門家が企画したものなのか伺う。また、今後の事業の進め方や専門家との連携体制について伺う。
2:首里地区(首里杜地区)整備について
(1) 令和8年には首里城正殿が完成する予定となっている。併せて中城御殿、松崎馬場なども整備が進んできているが、今後の首里城復興・周辺の整備に向けての県庁内の体制、各課連携(道路管理、都市公園、交通政策など)の方針について伺う。
(2) 中城御殿の進捗状況について伺う。
(3) 万国津梁の鐘について、首里城内に万国津梁の鐘(レプリカ)が展示されている。刻まれた文面は知事応接室にもびょうぶとして飾られている。大意として「琉球王国は、南海のすばらしい地であり、中国・朝鮮国、日本の各国と親密な関係を持ち、これらの国の中間に位置する大地から出現したあこがれの島である。船で各国へ渡り、万国の架け橋となり異国の産物や貴重な品々は、国中に満ちあふれ土地がらも人々の心も遠く日本や中国のすぐれた徳の教化をまねく。」であるが、まさに沖縄県の理想の姿が書かれている。もっと注目し、活用されるべきであるが、見解を伺う。
(4) 2019年の火災後にボランティアの方などの力を得て、掃除してきれいにした被災瓦は、どのくらいの数で、何に使われているか。現在の保管状況・活用の状況、今後はどのように利用する予定となっているか、方針について伺う。
(5) 県道29号線、首里駅から山川交差点付近までの整備状況について伺う。
3:指定管理者制度について
(1) 県内施設の指定管理者制度が昨今の急激な資源高・人件費高などで、赤字事業となる構造的な課題が浮き出てきている。指定管理事業者に対しての今後の対応について、及びこれからの方針について伺う。
(2) 県立博物館・美術館のセミナー室の利用用途が制限されていると聞いているが、その状況について伺う。
4:県内の多文化共生の取組と現状について
(1) 県内在住の外国人の数や出身国などの状況について伺う。
(2) 沖縄県としてどのような取組がなされているか伺う。
5:県立病院の事務効率化のために設立された総務事務センターの現状について、労働時間の短縮や経費低減の効果と現在の課題について伺う。
6:玉城知事となってからの県行政の財政について伺う。
(1) 玉城県政になり、やがて7年が過ぎようとしている。知事の判断と県政与党の賛同において、昨年の改選で我々野党・中立が多数を握るまで継続されていたワシントン事務所のように、法的にも検証委員会、監査委員などからも課題が指摘されており、費用対効果についても県民から疑惑を持たれている事案もある。また、事務的なミスが多発し、本来は県民から預かっている税の効果的な利用を求められる行政に対し、私にも県民として不信感を持たざる得ないとの声が多く聞こえる。その中で、特に本来であれば獲得できていたはずの国からの補助金等を獲得できなかったり、国へ返還した金額の合計とその事案に関して、知事をはじめとする執行部がどのような責任を取ってきたのかを伺う。