[一般質問] 新垣善之 令和6年第3回沖縄県議会9月定例会
令和六年10月8日(火)
第3回沖縄県議会(9月定例会)の一般質問に沖縄自民党・無所属の会より新垣善之議員が1番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。
令和6年10月8日(火)
第3回沖縄県議会(9月定例会)一般質問
新垣善之(あらかきよしゆき)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:重度心身障害者医療費助成制度について
現物給付(窓口無償化)を実現してほしいが、現状と課題を伺う。
2:子どもの体力向上について
(1) 小学校高学年への体育専科の導入は、より専門的な指導を構築することで体力・泳力の向上だけでなく、将来的な運動習慣の確保、運動不足に起因する社会保障費の抑制、教員の負担軽減など、メリットは大きいと考えるが見解を伺う。
(2) 部活動地域移行の今後の具体的な計画を伺う。
3:沖縄県総合運動公園について
(1) レクリエーションプールは、地域住民や観光客にとって重要な施設ですが、現在、幼児用プールを除いて利用停止となっている。閉鎖の理由や工事の進捗状況、予算の確保など、今後の計画について伺う。
(2) かりゆし広場の閉鎖の理由や今後の改修工事の予定について伺う。
(3) 体育館フロアの床改修の計画はどうなっているか。
(4) 東屋は、公園利用者にとって重要な休憩スペースであるにもかかわらず、その利用があまり進んでいないと感じる。現状の認識と今後の方針を伺う。
(5) 駐車場スペースについて、特にイベントが重なったときの駐車場の不足や災害発生時の避難の観点から立体駐車場の整備が有効と考えるが、現在このような検討はなされているか。
4:河川整備について
(1) 国場川周辺地域では、近年の集中豪雨の頻発により、度々浸水被害が発生している。拡幅工事の早期整備について伺う。
(2) 国場川の土砂の堆積により、川の流下能力が低下していると感じる。現時点での土砂堆積の状況をどう評価しているか。また、川の氾濫や浸水被害が頻発している状況を踏まえ、しゅんせつ工事が行われていない状況をどのように考えているか。
5:道路整備と景観について
(1) 国道507号バイパスの津嘉山トンネルは、雨天時の漏水や道路冠水が報告されている。改善策や補修計画はあるか伺う。
(2) 国道507号津嘉山バイパスの「クニンドー橋」付近における擁壁道路の沈下、車線を覆う草木の繁茂、そして不法投棄の問題について改善策はあるか。
(3) 県道82号線(八重瀬町字宜次公民館付近)の歩道街路樹が電線に接触したり、根っこがアスファルトや隣家の塀に影響を与えている。改善策について伺う。
(4) 「観光立県おきなわ」として名に恥じない路肩の雑草対策や景観美化、交通安全対策の管理計画はどうなっているのか。
(5) 道路案内の標識、看板が劣化により機能を果たしていない箇所がある。修繕・交換計画の進捗や観光・災害時の案内板の重要性を伺う。
6:第2回沖縄空手少年少女世界大会について
(1) 大会の成果と課題は何か。
7:我が会派の代表質問との関連について
一般質問を終えて
■1:重度心身障害者医療費助成制度について
窓口無償化への取り組みは、家族負担軽減に大きく貢献する可能性があり、県の対応も国への要望を通じた解決を図っている。しかし、 国庫負担減額措置が市町村財政に影響を与えるため、全体導入が進まない。今後も国の動向と市町村財政との兼ね合いを注視していく。
■2:子どもの体力向上について
小学校高学年に体育専科の導入効果は明確で、体力向上と教員の業務負担軽減が実現する。配置予算も試算済みであるが、県全域での導入には多額の予算が必要。教員確保の戦略が必要となる。子どもの将来的な運動習慣獲得のために取り組んでいく。
■3:沖縄県総合運動公園について
公園全体で老朽化対策やかりゆし広場遊具の改修計画が進行中である。ユニバーサルデザインや安全性の向上も含めた執行部としての計画・改善案に期待する。しかし、プールやあずまやの利用停止が続き、調査・修繕のスピードが課題だ。駐車場不足や災害時の垂直避難策も検討が必要と考える。
■4:河川整備について
国場川の拡幅やしゅんせつ工事への必要性が認識され、国の緊急浚渫事業債の延長への期待する。土砂堆積や雑草問題の解決が進まず、地域住民からの早急な対策要求が強い。防災・減災の取り組みを引き続き訴えていく。
■5:道路整備と景観について
景観美化や交通安全対策に向けた計画が進行中。沿道景観推進室の設置は評価できる。雑草管理や道路標識の劣化が観光立県としての課題。住民や子どもの安全確保のための維持管理が十分でない。