[一般質問] 大屋政善 令和7年第5回沖縄県議会9月定例会
令和七年9月24日(水)
第5回沖縄県議会(9月定例会)の一般質問に沖縄自民党・無所属の会より大屋政善議員が4番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

令和7年9月24日(水)
第5回沖縄県議会(9月定例会)一般質問
大屋政善(おおやせいぜん)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:知事の政治姿勢について
(1) 去る参議院選挙において、参政党の提唱する「日本人ファースト」が有権者の関心を引いたが、「日本人ファースト」が沖縄の観光産業や人材確保等に与える影響について知事の見解を伺う。
2:道路整備について
(1) 伊計・平良川線について
ア:令和6年の第3回議会及び第4回議会で、前土建部長は、与勝の島嶼地域のまちづくりに関して、「うるま市と連携しながら事業予算の確保に努め、早期の整備に取り組む」と答弁しているが、その後の県の事業計画等はどうなっているのか伺う。
イ:令和6年第4回議会で、道路法の適用について「今後、上原地区の進捗や予算の措置状況等を踏まえ、道路法の手続等を経て、整備する予定です」との答弁があったが、この答弁は、同区間を県が整備した後に、県が道路法に基づく手続を行うとの答弁であると理解してよいか。また、当該区間を除く前後の道路は、市道になるのか、県道になるのか伺う。
ウ:令和6年度時点で、伊計平良川線事業に要した経費のうち、桃原橋の架け替え費用、設計等事業費の執行状況、執行率について伺う。また、伊計大橋、トンナハ交差点、西側ルートの事業費について伺う。
エ:令和6年第3回議会で、伊計平良川線について、道路法に基づき「路線の認定」及び道路の区域の決定を行い、「うるま市道の一部を、県道として整備する必要が生じ、市道に重複して県道の道路区域の変更を行った」との答弁があった。当該「路線の認定」とは西側海岸線のことだと思うが、平安座からトンナハ交差点までの主要経過地点について伺う。
また、市道に重複する県道の道路区域、約1キロメートルの変更を行ったとのことであるが、当該道路区域を除く前後の道路は、市道と理解してよいか。
オ:県は、伊計平良川線の池味から桃原間の道路について、住民説明会を行っているが、以下の点について伺う。
(ア) 住民説明会で道路延長、事業費、事業期間についてどのような説明を行ったのか。
(イ) 地元説明会以降、事業費、事業期間について質問しても答弁が出てこない。なぜ全体計画の情報を住民に提供できないのか。
(ウ) 桃原から池味間の整備を進める中で、同区域を先行整備するものと理解していたが、現在の部分的な事業の進め方は、地元説明会での内容とは大きく違うものとなっている。その理由について。
3:災害対応等について
(1) 大地震発生による津波が、金武湾ロに入ってきたときの海中道路、金武・石川・宇堅の各電力発電所、平宮の石油タンク、沿岸住民等にどのような被害が発生すると考えているのか。また、これらの施設の被害を最小限に食い止めるために、どのような対策・対応があるのか。
(2) 地滑り地帯になっている県の中南部の東側で、線状降水帯などによる大雨が降った場合、当該大雨による被害について、県はどのように予測しているのか伺う。また、その被害を最小限に抑えるために、どのような対策・対応が必要か伺う。
4:鉄軌道導入について
(1) 知事は、去る8月7日の定例記者会見で、那覇市と名護市を結ぶ鉄軌道計画について「収益性の高い地域での先行整備も含め、国に早期導入を粘り強く求めていく」と述べている。このことは、部分開業を視野に入れた計画と思料するが、なぜ次年度予算の要請時期の今の発表になったのか、その真意について伺う。
(2) 知事が記者会見で述べているが、「収益性の高い地域」とは、那覇市から沖縄市・うるま市に至る地域のことであると理解してよいか。
(3) 企画部長は、令和6年12月議会で、「沖縄鉄軌道は、全国新幹線鉄道整備法に基づく計画の策定を想定しており、鉄道事業法に基づく事業計画の策定については、想定しておりません」と答弁している。この答弁は、これまで沖縄県が取り組んできた「那覇・名護間を1時間で結ぶ鉄軌道計画」を否定する答弁内容であると理解しているが、知事が記者会見で述べた「先行整備」と議会答弁との整合性について伺う。
(4) 那覇・名護間を鉄道により1時間で結ぶシステムの機種について伺う。
(5) 新幹線方式にせよ、小型鉄道方式にせよ、国道や県道を利用してゆいレールを走らせるほうが、用地取得の必要もなく早期の対応ができると思うが、知事の考えを伺う。
5:県立病院等について
(1) 県は、医薬品の卸業者の選定に関する規則や規程等を制定しているか伺う。また制定している場合、当該規則等をどのような形で関係者に公表・周知しているのかお聞かせください。
(2) 医薬品の卸売業者の選定はどの部署が、どのような手続によって行っているのか伺う。
(3) 県は、医薬品の価格について、適正な価格であるかどうかについてどのような方法で確認しているのか伺う。
(4) 「流通改善ガイドライン」の内容について伺う。また、当該ガイドラインの必要性について伺う。
(5) 県は、現在、どのような方法で医薬品業務の適正化に取り組んでいるのか、具体的な事例について伺う。
(6) 全国的に、公立病院が赤字経営になっているとの報道があるが、本県の県立病院の現状はどうなっているのか伺う。また、赤字経営を改善するための方策について伺う。
(7) 県内の離島地域における医薬品等の備蓄状況について伺う。また、離島地域における医薬品等の備蓄・保管等に関する規則等があるか伺う。
6:県総合運動公園について
(1) 県総合運動公園(以下「運動公園」という。)の管理体制について伺う。
(2) 運動公園の指定管理者の業務内容について伺う。
(3) 運動公園の前年度の維持管理費について伺う。
(4) 「ゆい池」の水草(ホテイアオイ)が、他の生物に与える悪影響について。