[一般質問] 小渡良太郎 令和7年第5回沖縄県議会9月定例会
令和七年9月24日(水)
第5回沖縄県議会(9月定例会)の一般質問に沖縄自民党・無所属の会より小渡良太郎議員が6番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

令和7年9月24日(水)
第5回沖縄県議会(9月定例会)一般質問
小渡良太郎(おどりょうたろう)(会派:沖縄自民党・無所属の会)
1:部活動等の県外派遣費支援について
(1) 先日行われた全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園において沖縄尚学高校が初優勝を果たし、沖縄中が歓喜に沸いた。
民間企業の果断な応援サポートをはじめ、「優勝」という結果以外にも多くのエピソードが取り上げられた今年の夏だが、同時に以前より文教厚生委員会等で主張してきた「沖縄県代表への県外派遣費支援」の必要性を改めて感じさせられたところでもある。
甲子園のみならず、あらゆる競技・種目の大会において毎年必ず全国大会へ出場する子どもたちがおり、その都度学校や親御さんたちが派遣費を捻出するために多大な労力を払っていることは、周知の事実である。
これは全国どこでも同様の話に思えるかもしれないが、沖縄県は離島県であり、まず移動においてその不利性を被ることは自明の理である。
これについては市町村で支援措置を講じているところもあるものの、我が県を代表して「沖縄」を背負って全国大会に臨む以上、本来は県がまず支援すべきであり、また県行政の責務でもあると考えるが、当局の見解を伺う。
2:県総合運動公園について
(1) 以前より継続して県総合運動公園における設備修繕や抱える問題・課題解決の状況について確認させていただいているが、以前から指摘している点等についての進捗を伺う。
(2) 県総合運動公園内で行うイベント等での施設利用について、利用を予定する施設やエリアだけでなく全く利用予定のない周辺施設や設備まで含めて借りるよう促している、そうでなければ利用許可を出さない、という指定管理者の対応を疑問視する声を頂いた。
そのような事実はあるのか、あるのならなぜそのような利用形態を取っているのか、ほかにそのような利用を促している指定管理者管理の施設があるのか、またそのやり方は条例及び指定管理者制度の運用上適当であるのか、当局の見解を伺う。
3:中城湾港新港地区について
(1) 新港地区における道路において繁茂する雑草がかなり長い期間放置されており、一部の歩道では車道に出なければ通行できないような状況が散見される。歩道等を設けている以上、その適正な管理は管理者である県の責務であるはずだが、県当局は状況をきちんと把握しているのか、把握しているならなぜ対処しないのか、見解を伺う。
(2) 新港地区に立地する企業から「県の誘致に応じて進出してきたものの、誘致企業向けの支援制度等を調べてもなかなか分かりづらく、また以前あったものがいつの間にか廃止となっていたりして、非常に不親切である」という苦情を頂いた。
現に最新版の立地マニュアルにおいても、既に廃止された支援制度に言及したコメント等が記載されているなど、誤解を招きかねない内容であると言わざるを得ない。
新港地区の利活用向上を図る上では立地企業に対するきめ細やかな支援が必要不可欠であるはずだが、なぜこのような苦情が発生する事態に陥ってしまっているのか、説明を求める。
4:持続可能な沖縄県の治安維持・向上について
(1) 県民の安心・安全な生活を実現する上で「治安」の維持向上は最優先の行政課題であるが、現状若年者等による薬物事犯など「治安」を脅かしかねない事案が噴出する一方で、その対応を一手に担う沖縄県警においては離職者や成り手不足といった話が聞こえ始めていて、沖縄の治安が低下する懸念は増しつつある状況にあると言える。沖縄の持続的な治安維持向上を実現する上で、現在の沖縄県警における待遇や業務負担の状況等を確認したい。