[一般質問] 大浜 一郎 令和元年第4回沖縄県議会6月定例会
令和元年6月27日(木)
第4回沖縄県議会(6月定例会)一般質問
大浜 一郎(おおはま いちろう)(会派:沖縄・自民党)
1:知事の政治姿勢について
(1) 八重山諸島に対する知事の「ちむぐくるの心」について
ア:5月13日与那国島で50年に一度の観測史上記録的大雨時における知事の対応について
イ:現況被害状況把握及び具体的な早期復旧スケジュールについて
(2) 尖閣諸島に対する知事の基本的認識について
ア:尖閣諸島へ執拗に自説を主張する中国の領土的野心における、たび重なる中国公船の領海侵犯等圧力事案に対し知事としての明確な姿勢について
イ:5月24日の中国公船による尖閣諸島事案に関する5月31日の知事発言内容を、6月17日に知事みずから撤回した真意について
(3) 米軍基地問題に関する万国津梁会議について
ア:当会議の有用性と実効性及び会議答申内容を踏まえての具体的な政策的出口戦略について
イ:当会議の委員の選定理由、選定基準について
ウ:当会議を非公開扱いとした意図について、また今後カテゴリー別に開催予定の各会議においても非公開扱い予定なのかについて
2:次期沖縄振興計画について
(1) 次期沖縄振興計画へ向けた現行計画の総点検について
ア:総点検における政策骨子の概要及びその理論的整理について(経過説明も含めて)
イ:次期沖振計に盛り込む特に重要な政策課題の抽出について(現行政策の深堀も含めて)
ウ:次期沖振計において国境離島地域の国土保全への重要性に鑑み、中核離島(石垣島・宮古島)及び周辺離島における政策提起の重要性について
エ:沖縄の自立経済構築への目標値とすべく、県内総生産及び1人当たり県民所得、県財政の自主財源比率、人口規模、県内産業構造等の推計ビジョン策定の重要性について
オ:現行振興計画惰性論、振興予算一括計上不要論及び知事提起である中国政府の提唱する広域経済圏構想「一帯一路」の沖縄の活用、「自治州的な一国二制度」思想を次期沖縄振興計画へ重要なエッセンスとして盛り込む政策議論が総点検でされているのかについて
3:八重山地域の離島医療体制について
(1) 八重山病院を中核医療機関とする離島医療のあり方について
ア:離島医療は県における政策医療であるとの基本的認識について
イ:1次医療と2次3次医療の地域医療機関及び当該自治体との連携体制強化について
ウ:八重山圏域、多良間島からの緊急性患者移送及び発災時対応としての大型ヘリポートを八重山病院に近接して整備する重要性について
エ:八重山病院の現場医療実態において妥当な定員であるかの認識及び医師の負担軽減のためのコメディカル職種人員充実配置の重要性について
4:八重山圏域における県発注公共工事について
(1) 地元建設、設備業者への最優先指名について
(2) 公共工事の分離、分割発注への配慮について
(3) 建設物価、労務単価等及び離島地域特有の必要経費への配慮について
5:我が党の代表質問との関連について
定例会をおえて
離島軽視・辺野古一辺倒を質す
尖閣諸島への中国の圧力に対し、知事には明確な抗議の意思の確認が見られないのは残念である。
また、領海侵犯事案に対して、瞬時に知事へ伝える危機管理体制が未整備なのは、極めて重大な問題である。
与那国大雨災害後において、現地調査へ赴かず離島軽視の姿勢は絶対に認められない事である。
次期沖振計総点検もその内容について深く確認する必要がある。
離島医療体制についても改善すべき点は多くある事からこれからも問うていく。
知事は、次期沖振計に向けて真剣に取り組むべき時期であり、辺野古一辺倒の政治パフォーマンスに終始すべきではない。