[一般質問] 末松文信 令和元年第4回沖縄県議会6月定例会
令和元年6月27日(木)
第4回沖縄県議会(6月定例会)一般質問
末松 文信(すえまつ ぶんしん)(会派:沖縄・自民党)
1:知事の政治姿勢について
(1) 乙第20号議案「訴えの提起」について
ア:知事は、普天間飛行場代替施設建設に伴う、公有水面埋立承認取消処分に係る裁決取消請求事件に関する訴えの提起に要する経費689万5000円を計上しているが、この経費は無用で不利益をこうむるものと考えるが、計上するまでの経緯と費用の内訳を伺います。
(2) 普天間飛行場の名護市辺野古移設について
ア:松川正則宜野湾市長が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について、「玉城知事が代替案を示す意向がないことなどを理由に容認せざるを得ない」との報道について、知事の所見を伺います。
(3) 辺野古新基地建設問題対策課の設置に関連して
ア:平成27年6月に辺野古新基地問題対策課を設置した際に、総務部からの依命通達文書により、辺野古事業に関する事項は全て知事公室を通じて、知事が決裁を行うとされているが、その通達は現在も廃止されていないか。廃止されていないのであれば依命通達の該当部分の記載を読み上げてもらいたい。
2:北部地域の医療行政について
(1) 伊是名、伊平屋両村等の県立診療所について
ア:診療所の建てかえ計画と医療機器の更新計画について
イ:島外での診療を余儀なくされている患者の数(年間)について
ウ:上記患者の経済的負担(年額)と支援措置について
エ:医師、看護師の休暇等、処遇について
(2) 県立北部病院の実態について
ア:現在標榜している診療科目の種別について
イ:上記診療科目のうち、現在の定期診療科目について
ウ:上記診療科目のうち、臨時に診療している科目について
エ:上記診療科目のうち、休診している科目について
オ:近々、休診になる、あるいは医師がいなく休診を予定している科目とその時期について
(3) 国民皆保険制度について
ア:皆保険制度の目的について
イ:国民健康保険の国民負担額算定の公平性について
(4) 公立北部医療センター整備の進捗状況について
ア:協議会での協議内容と結果について
イ:関係機関・団体との協議内容と結果について
ウ:今後の課題について
エ:供用開始までのフローと目途について
3:北部地域の教育行政について
(1) 文教厚生委員会の伊平屋、伊是名両村での調査を踏まえ、離島であるがゆえの教育コストの現状認識と対応策について
ア:高等学校がないゆえ、本島における生活費1人当たり標準年額と公的支援について
(2) 北部地域への中高一貫の進学校の設置について
ア:設置に向けた取り組み状況と供用開始の目途について
4:特定外来生物の生息状況について
(1) タイワンハブの生息状況について
ア:ハブの種類と生息分布と数量について
イ:咬傷被害の状況と対策について
5:我が党の代表質問との関連について
定例会をおえて
依命通達で二重行政
今回の一般質問は、普天間飛行場の辺野古移設に伴う埋立工事に関する県への諸手続きについて、那覇空港第二滑走路の埋め立て工事も同じ飛行場建設を目的としているにも拘わらず、何故、辺野古埋め立て工事にかかる許可日数が長期化しているのか?
例えば、サンゴを移植するために必要な特別採捕許可申請に対し、那覇空港は通常の3日程度で許可。辺野古での特別採捕許可は45日かかってもなお、慎重に審査が必要といって許可を引き伸ばしている。
これは、平成27年6月に辺野古の工事に関する案件については、『依命通達』を出していることが法律を免脱し、知事が恣意的に判断する要因となっており、職員の士気も削がれ県益を損なっているのではないか。