[一般質問] 仲田 弘毅 令和元年第5回沖縄県議会9月定例会
令和元年9月30日(月)
令和元年第5回沖縄県議会(9月定例会)の一般質問に沖縄・自民党より仲田弘毅議員が四番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。
令和元年9月30日(月)
第5回沖縄県議会(9月定例会)一般質問
仲田 弘毅(なかた ひろき) (会派:沖縄・自民党)
1:知事の政治姿勢について
(1) 内閣改造と沖振法の改正について
ア:去る9月11日に安倍政権の内閣改造が行われ、閣僚ポスト19のうち、実に13の新たな国務大臣が誕生した。衛藤沖縄担当大臣を初めとする組閣に対し、知事はどう評価するか、伺いたい。
イ:2021年度末に期限を迎える沖縄振興特別措置法等について、衛藤大臣は就任会見で、「延長を前提として議論すべきではない」と大変厳しい発言を行っております。知事はこのような状況をどう考えているか、見解を伺いたい。
ウ:同沖振法等に関する延長・改正の議論には、政府と県の検証が必要であることは言うまでもありません。検証状況についてタイムスケジュールの説明を願いたい。
エ:県は、これまで市町村から整備事業費についてヒアリングを行い、概算要求を行ってきている。その要望・要請は反映されているか、また、ハード交付金予算の現状はどうなっているか、伺いたい。
オ:「沖縄振興特定事業推進費」が今回の概算要求で30億円から25億円増額の55億円となった。県の評価をお聞きしたい。
(2) 基地問題について
ア:国土交通省は、知事の辺野古埋立承認撤回処分を取り消す裁決を行っており、現在、法的には撤回処分の効力は失われている。知事の政治的な立場から、標準処理期間を過ぎても行政手続が行われていないとの強い指摘もあり、行政の公平性からして大きな問題である。見解を伺いたい。
イ:知事は、辺野古移設反対は「沖縄の民意」であることや「対話による解決」をかねてから主張しているが、条件つきで移設の受け入れを決断したという久辺三区の民意をどのように考えているか。また、同区との対話について聞かせていただきたい。
ウ:那覇軍港について、浦添市長は県や那覇市の対応次第で受け入れに柔軟な姿勢を示しているが、軍港移設を早急に実現するために、県知事として浦添市長の姿勢に応える考えはないか、伺いたい。
エ:与党の中には浦添移設反対者もいるが、知事は那覇軍港移設について、新基地ではなく代替施設であること、県内移設ではなく那覇港湾区域内の移動であること、また、埋立行為そのものは自然保護の立場から若干のリスクを伴うものの、やむを得ないとの発言である。そして辺野古移設も全く同様であり、なぜあえて対応を分ける必要があるのか、伺いたい。
2:農業・畜産振興について
(1) 豚コレラ感染拡大について
ア:ことしに入り、これまで1府7県にまで感染が拡大した要因は何か、県の見解を伺いたい。
イ:水際作戦として、国内外からより多くの観光客が訪れる空港や港での動物検疫所の役割は大きく、最も重要と考えるが県の防疫対策について伺いたい。
ウ:国は、これ以上の感染拡大を防止するため、豚へのワクチン接種を実施する方針を発表している。感染が確認された地域から順次対象を広げるとしているが、県の対応をお聞きしたい。
エ:県下で、この家畜伝染病豚コレラの発生でどの程度の被害額が想定されるか、お聞きしたい。
(2) ゆがふ製糖新工場建設について
ア:新工場建設にかかわる事業費の公的助成については、国と県がともに協力してバックアップする必要があります。県の基本的な考えを伺いたい。
イ:建設費用については、極めて高額になることが見込まれる。高率補助事業として国に調査要請すべきと考えるが、県はどうかお聞きしたい。
ウ:建設用地について、うるま市在の「国際物流拠点産業集積地域」が最適地との観点から確保・支援の要請が来ているが、県の考えを伺いたい。
3:県の防災について
(1) 事故及び自然災害による停電対策について
ア:本県における大規模停電(ブラックアウト)について、県の認識を伺いたい。
イ:大規模停電(ブラックアウト)が起きる要因は何か、伺いたい。
ウ:対策の一環として、電線地中化の推進や電源車両等の対応が必要と考えるが、進捗状況と県の考えをお聞きしたい。
4:教育問題について
(1) 人材育成における奨学金制度について
ア:県教育委員会がかかわっている奨学金にはどのようなものがあるか、伺いたい。
イ:それらの奨学金の実績等はどうなっているのか、教えてください。
ウ:次年度から開始される国の就学支援新制度と県の給付型奨学金との関係はどうなっているか、伺いたい。
エ:沖縄子ども未来県民会議が実施している奨学金の内容と実績について、お聞きしたい。
(2) 大学共通テストについて
ア:民間試験導入で学校現場では混乱が生じているが、教育長の見解を伺いたい。
イ:民間試験を導入する目的は何か、お聞かせください。
ウ:県教育委員会としてどのような対策をとるか、伺いたい。
5:我が党の代表質問との関連について
定例会をおえて
1:次期振興計画を具体的に構想すると同時に、これまでの成果と課題を十二分に活かすべきと考える
2:県が反対し、国が粛々と建設を進める『辺野古埋め立て』と『那覇軍港浦添移設』の問題は、早期解決に向け、知事の最大限の努力が必要『政治は妥協の産物と言われている』
3:畜産・農業振興については、本県の基幹産業である『畜産』と『さとうきび』等の生産向上を維持するため、担当部局の頑張りを期待したい。
4:島嶼県としての災害対策は、県民の生命と財産を守るため、最も重要な施策であり、県と企業・地方行政団体との緊密な連携を構築することが大事である。
5:奨学資金制度で、人材育成のため県と民間企業等がしっかり取り組んでいることに感謝したい。また、同制度が年々拡充され、有能な人材が育成されることにより、将来に向け社会貢献に繋がる事を願いたい。