[ 視察 ] 宮古・八重山における海保の活動状況
令和5年2月7日~2月8日
今回の視察は、沖縄本島、宮古、八重山を担任水域に収める第11管区海上保安部の活動状況をつぶさに視察することで、海上の安全と安心がどのように確保されるのか理解するために行われた。
~ 視察・意見交換を終えて 成果と所見 ~
■仲村家治
今回の視察は、第十一管区海上保安本部からの提案で実現できました。
令和四年の設立した海上保安議員連盟をきっかけに、海上保安本部とは、情報交換を頻繁にとっておりました。今回の視察の目的は尖閣諸島をはじめ、宮古島海上保安部、石垣海上保安部、石垣航空基地からの業務内容説明と現場の生の声を聞き取ることでした。
宮古では平良港と長山港の港湾整備等が必要だと感じました。
石垣での説明においては、急患輸送や座礁船からの救助活動の緊張感のある話しと実際に救助訓練をさせてもらい、現場での隊員の過酷な状態を垣間見ることができました。
尖閣諸島の問題だけでなく、密輸や違法操業の取締と厳しい勤務状態で日々頑張っていることに海保の隊員に感謝し、沖縄県においても、情報共有していく必要があり、議会においても海保の現場の声を取り上げていきます。
■新垣新
自衛隊と同様に、海上保安庁の任務が崇高な任務であると改めて強く感じました。
1:中国(公船)への対応
我が国の尖閣諸島周辺海域への中国交船の侵犯に対する警告対応など、日々現場での大変な任務などについて改めて現場の声を聞かせて頂きました。
2:海の安全を守る
外国船等の海上事故対応や、シュノーケル等の事故、また県民の生命と財産を守る活躍を身近に感じました。海の安全を守る崇光な任務である事を県民に伝える使命感をもち頑張る決意を新たにしました。
3:いのちを守る
医療体制が充分ではない離島からの緊急輸送等で海上保安庁の飛行隊が離島の命を守る任を担っている事について改めて強く感銘致しました。
④犯罪を防止
海上における麻薬密輸の阻止、銃刀法等の摘発を行う任務。
海の警察的な任務や県民の命を守る任務、そして海上警備や船舶事故の処置等など、幅広い任務を担っている現場に対し、大きな感銘と感謝を感じました。
今後県議会での質問で海上保安庁の支援等と崇高な任務の周知を力強く支援していく決意いたしました。
■石原朝子
沖縄の海を管轄する第十一管区海上保安部の活動状況や、職員との意見交換会を目的として宮古島、八重山の視察を行いました。
海の治安確保、海難時の救命・急患搬送、そして緊迫する尖閣諸島周辺海域の領海活動についての報告を受けると共に、男性隊員、女性隊員の現場での働いている姿に頼もしく感ずるところでありました。
しかしながら近年、隊員の担い手不足が課題でもあるとのことです。
そういう状況の中、県内で年々増え続ける観光客の水難事故の防止と安全と自然海岸等での未然防止策については、強化するように県議会でも訴えていき、第十一管区海上保安部活動についてもなお一層、関心を持って議会活動に活かしていきたい。
■下地康教
今回の視察は、沖縄本島、宮古、八重山を担任水域に収める第11管区海上保安部の活動状況をつぶさに視察することで、海上の安全と安心がどのように確保されるのか理解するために行われた。
宮古島海上保安部では、部長以下257名の職員と3,500トン級巡視艇をはじめとする合計12隻の所属船で領海警備・治安維持、マリンレジャー事故対策等の業務を遂行しながら地元自治体と連携し海の安全確保に懸命に取り組んでいる職員の姿を視察する事ができた。
石垣海上保安部では、近年尖閣諸島領海での中国船の領海侵犯による緊迫した状況の中で、石垣海上保安部長以下677名の職員が、6,500トン級を含む大型巡視船4隻、1,000トン級巡視船で組織される「尖閣領海警備専従船10隻、監視取締艇1隻、合計17隻をもって国民の安全・安心を懸命に守っている姿を間近に視察する事ができた。
また、石垣海上保安部には石垣航空基地に緊急輸送ヘリや航空機の計4機が配備されており、船舶の座礁事故などを含む海難救助、急病人の救急搬送、更に新型コロナ患者の搬送対応など、有人離島を多く抱える沖縄県において、海上保安官が県民の命の糸を繋ぐ重要な役割を担っている事が十分に理解できた。
更に、1972航空基地発足以来現在までの51年間に3,246件、3,308名の救急搬送の実績報告を受け感謝の思いを強くした視察であった。
今回、宮古、八重山を含む先島諸島における海上保安部の詳細な現場業務を視察する機会を得た事により、県民の皆さんへ海上保安部の重要性を更に発信して、今後の政治活動に活かして行きたい。
■仲里全孝
第11管区海上保安本部の石垣海上保安部、宮古海上保安部の配備体制を視察しました。
陸、海、空における緊急時の体制や、近代設備の優れた機能について直接ブリーフィングを受けたり、海での救援活動、ヘリとの連携、飛行機での人名救助など、国民の安全、安心な暮らしを懸命に守ってる姿に、感銘を受けました。
さらに、コロナ禍での人命救助の際には民間病院、自衛隊との連携を図っていたということに安心を覚えました。
陸、海、空での重要な責務であるがゆえ、海保の職員の教育にしっかり取り組む必要があること、一方で、職員採用については成り手不足の課題もあると伺いました。
今後も第11管区海上保安本部の取り組みを県議会での諸課題解決に生かしていきたいと思います。
■島尻 忠明
海保の業務体制について宮古、石垣島を視察致しました。
昨今の尖閣列島における諸事態に対応した取り組みについて宮古、石垣各々の役割りがしっかりとしており県民の安心安全に取り組んでいます。
そして先島地方の皆さんの生命を守る為の緊急輸送等にも尽力されおります。
なかなか県民には見えないところではありますが、しっかりとこの視察を通して海保果たす役割りと取り組みについて発信してまいります