[代表質問] 島袋大 令和四年第7回沖縄県議会11月定例会
令和四年12月7日(水)
令和4年第7回沖縄県議会(11月定例会)の代表質問に沖縄・自民党より島袋大議員が1番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。
令和四年12月7日(水)
第7回沖縄県議会(11月定例会)代表質問
島袋大(しまぶくろだい)(会派:沖縄・自民党)
1:知事の政治姿勢について
(1) 令和5年度沖縄振興予算の編成作業も最終段階となっており、内閣府概算要求額の満額確保に向けて、どのような取組を行っているか伺う。
(2) 那覇市との連携について
ア:知念新那覇市長との連携について、特に那覇市の抱える重要課題に向けた連携をどう図る考えか伺う。
イ:那覇港管理組合議会において、「那覇港における港湾計画改訂及び施設整備を求める決議」がなされ、組合管理者である玉城知事に要請されたところである。県知事として那覇軍港移設をどのような姿勢で進める考えか伺う。
(3) 人口減少が県の予測よりも早い時期にピークを迎えるとの報道がなされているが、人口増加政策をどのように位置づけているのか。
(4) 復帰50年が過ぎようとしているが、県として沖縄21世紀ビジョンからつながる新しい長期ビジョンを検討する考えはあるのか伺う。
(5) 観光事業者からの再三の要請に対して、ようやく対話の機会を設けていただいたと聞いているが、観光振興基金の在り方なども踏まえ、意見交換の場を今後も設ける考えがあるかを含めて、玉城知事の観光業支援の姿勢について伺う。
2:沖縄振興政策について
(1) 新・沖縄21世紀ビジョン実施計画について
ア:基本施策に係る取組で示された指標設定の考え方について、前計画と比べて、どのような見直しがなされたのか伺う。
イ:沖縄振興基本方針では、「エビデンスに基づく施策の展開・検証」として、EBPM(Evidence-Based Policy Making)を徹底することが求められるとされているが、新しい実施計画においてどのように実行する考えか伺う。
(2) 国立自然史博物館について、先日誘致に向けたシンポジウムが開催されたところであり、今後は産官学が一体となって誘致に取り組むべきと考えるが、誘致に当たっての課題と対策を伺う。
(3) マックス・プランク進化人類学研究所所長で、OISTの教授も務めるスバンテ・ペーボ氏がノーベル生理学・医学賞受賞という快挙を果たした。OISTの位置づけ、今後の役割をどのように考えているか。
(4) 本県の特許出願の状況は全国ワーストである。知財は無から有を産み出す人間の英知である。資源に乏しい本県において知財政策の推進は特に重要と考える。国との連携も含めて、どのような考えを持っているのか伺う。
(5) 国際物流拠点産業集積地域制度について、関連産業の集積を促進する観点からは、資材材料を仕入れ、隣接する工場で加工・製造を行い、その製品を流通施設内で保管し、市場の需要に連動して出荷するというモデル形成が不可欠と考えるが、県の考えを伺う。
(6) 観光産業を支える運転手やバスガイドなどの人材確保、観光地や地域事情に詳しい、言わば「観光水先人」を育成するための方策について、県の考えを伺う。
(7) 公共工事整備後の土地の境界管理について、用地買収後に行われた整備工事で不正確な境界が引かれたことで、土地所有者の自己負担で復元工事を行う事例が多いと聞いている。なぜこのような事案が生じるのか、抜本的な改善を求め、県の対応を伺う。
(8) 住宅密集地を多く抱える那覇市や狭小な道路に接する町村住宅地では、火災発生時の消防活動に支障を来すおそれがあるが、このような狭隘道路整備について県は予算をどの程度措置しているのか、現状と対策について伺う。
3:SDGsに関する取組について
(1) 離島におけるエネルギー自給の観点から、水素エネルギーとそれを蓄電する電池の需要を今後増やしていくべきだが、県は今後どのような取組を考えているか伺う。
(2) 島豆腐由来のおから、大変な処理量となっている。県内ではこのおからを資源として捉え、リサイクルを図ろうという取組が必要と考える。こういった資源リサイクルに係る設備投資に係る税制優遇や補助制度を充実する考えはないか、県の見解を伺う。
(3) 牛の排出するメタンガスが地球温暖化の一因となっている。海藻を活用した解決策が外国では進んでいる。本県の海洋資源としての海藻を活用し新たな産業を興す可能性を秘めていると考える。畜産農家との連携も含めて、どのような取組が必要と考えるか伺う。
(4) 海洋は最大のCO2吸収源として機能している一方で、近年は酸性化が進み、海洋環境の変化が問題となっている。本県の地下帯水層には、CO2貯留が可能な箇所があると聞く。カーボンニュートラルに向けた取組として重要と思うが、県の見解を伺う。
(5) 「国連海洋科学の10年」においては、SDGs14への貢献は、他のゴールへの貢献にもつながるというレポートが報告されている。海洋島嶼圏である本県にこそ、まさにSDGs14を実現するための取組を、日本のどの地域にも先駆けて実践する大義がある。ブルーエコノミーへの取組としてどのようなことを考えているのか伺う。
4:子ども・子育て支援・人材育成について
(1) 子ども・子育て支援策について
ア:「新子育て安心プラン」に基づく就学前児童数の推移及び今後の見込みと待機児童問題について伺う。
イ:来年度からこども家庭庁が発足するが、これに伴い、県の組織・業務の見直しはどのように進めていく考えか伺う。
ウ:保育所等への指導監査調書は紙ベースでの提出を求められ、園にとっては事務的な負担となっていると聞いている。調書提出の電子化を進める考えはあるのか伺う。
エ:子どもの貧困対策市町村支援事業の事業内容と進捗状況について伺う。
(2) 青少年健全育成・教育行政について
ア:本年1月に沖縄警察署の警察官が暴走族の取締り中に少年に対して重傷を負わせた事案に関して、先般、この警察官が特別公務員暴行陵虐致傷罪で送致されたとの報道があった。県民の関心も高い事案であり、本事案の送致を踏まえ、再発防止を含む今後の対応について、県警察としてどう考えているか伺う。
イ:給食費及びバス通学費無償化について、9月議会において与野党双方から質問が相次いだが、状況調査・情報収集を行うという答弁を繰り返し、財源やスケジュールなどについて明確な答弁がなかった。あれから2か月経過したが、無償化に向けた進捗を伺う。
ウ:未来を担う子供たちをめぐっては、ヤングケアラーの問題や児童虐待防止といった重要な政策課題が突きつけられている。県として、実態をどのように把握しているのか、また対策樹立をどのように考えているか伺う。
エ:教職員採用の上限年齢を引き上げているが、若年層を採用してOJTをしていかないと人材は育たない。どのような考え方でこのような対応を取ったのか伺う。
オ:県立高校における空調稼働・修繕の状況について伺う。
5:農林水産行政について
(1) 漁村地域の活性化につながる「海業」振興については、水産庁が取組を強化しているところであるが、今般開業した糸満漁港競り市場の活用可能性・相乗効果について伺う。
(2) 酪農・畜産業の振興について
ア:コロナによる休校措置などによって県内酪農家は危機的な状況に追い込まれているが、余った生乳をチーズやヨーグルトなど、保存が利く製品へ加工し販売するなど、事業の再構築支援をすべきと考えるが、県の取組について伺う。
イ:県産和牛のブランド化を図る上で、牛や豚のし尿の堆肥化のほか、衛生環境の改善・設備の近代化が重要と考えるが、現状と課題について伺う。
ウ:食肉の加工に必要な食肉処理施設の整備が課題となっており、今後の整備計画や畜産業に対する支援策について伺う。
エ:飼料価格高騰対策についての取組の進捗状況と今後の課題について伺う。
(3) 特定外来生物の流入や鳥インフルエンザなどの発生防止など、農林水産防疫を強化すべきと考えるが、現状と課題について伺う。
(4) 24時間365日漁業無線により気象、訓練、航行等に関する情報を提供する漁業無線局は、漁業者の生命と財産を守るセーフティーネットであり、必要不可欠な施設である。老朽化や法改正による設備改修が求められている中、県はどのような支援策を講じる考えか伺う。
(5) 産地生産基盤パワーアップ事業を活用して、後継者不在のハウスや生産基盤を新規就農者等に継承する際の再整備・改修を支援することにより、農業者の事業承継を促進することができると考えるが、県の取組状況について伺う。
代表質問を終えて
玉城デニー知事の1期目〜2期目の選挙公約、中・高校生対象のバス賃料金無償化は未だに”実施しない・出来ない”どっちですか?
2期目の選挙期間中、いきなり学校給食費無償化の公約に掲げ、当選したら「調査研究します」だけの答弁!!
玉城デニー知事様
将来を担う若い人達の夢や希望をどう考えているんですか?
約束は守って下さい!!
あなたの選挙公約の一丁目一番地でしょ!!
玉城デニー知事 政治は結果です!