代表質問

[代表質問] 仲田 弘毅 令和四年第6回沖縄県議会9月定例会

令和四年10月7日(金)
令和4年第6回沖縄県議会(9月定例会)の代表質問に沖縄・自民党より仲田弘毅議員が1番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

県政における知事の政治姿勢、新型コロナ対策の推移、行財政運営、保健衛生・医療福祉、子ども・子育て・若者支援、教育行政について問う。


令和四年10月7日(金)

第6回沖縄県議会(9月定例会)代表質問

仲田弘毅(なかだひろき)(会派:沖縄・自民党)


1:知事の政治姿勢について


(1) 今般の県知事選挙について


ア:知事は「辺野古に新基地を造らせないという民意は1ミリもぶれていないことが改めて示された」と誇張していますが、当事者である宜野湾市や名護市での得票数は、辺野古移設を容認する候補が上回っています。「民意」とは何を指しているのか、伺います。


イ:4年前の知事選挙で「日本とアメリカから沖縄を取り戻す」という演説を行っている様子が、選挙期間中、ツイッター上で散見されました。その真意と、その考えは今も変わっていないかどうか、伺います。


ウ:知事はツイッターの本人アカウントにおいて、「デニーの法定ビラが事務所に残されています」「10枚、20枚でも、ポスティングをお願いします」と記載された画像が流れました。いわゆる法定ビラは配布方法が限定されており、ポスティングは認められていません。公職選挙法違反行為を助長扇動する許し難い言動であると思いますが、見解を伺います。


(2) 県知事選挙における選挙妨害事案について


ア:銃弾等を投じる事案を受けて、選挙の自由を確保するための再発防止策について伺います。


イ:本事案に対する知事の受け止め方について、見解を伺います。


ウ:残存する米軍弾薬の処理について、県は状況をどう把握しているのか。また、今後どのような対策を講じる考えか、伺います。


(3) 公約達成率に関する答弁の食い違いについて


ア:選挙戦での知事の発言と6月議会の答弁とは食い違っており、議会軽視も甚だしく、厳しく抗議します。執行部の答弁責任者として議会へ謝罪し、撤回すべきではないか、見解を伺います。


イ:また、地元新聞2紙が共に、ファクトチェックにおいて、知事の公約実現率98.6%という主張は、「不正確だ」、「有権者に誤解を与える表現だ」という記事を掲載しています。客観的な指摘を受け入れ、直ちに県民に謝罪すべきではないか、見解を伺います。


ウ:2期目の選挙に臨むに当たって知事が公約として掲げたのは何件あり、そのうち1期目から継続して取り組んでいるものは何件あるのか、伺います。


(4) 故安倍晋三国葬儀への対応について


ア:全国知事会の中で、国葬儀へ出席せず、半旗の掲揚もしない知事は唯一、沖縄県知事だけであったとの報道がありました。なぜ知事は安倍元総理の国葬儀を欠席し、半旗の掲揚まで拒否したのか、伺います。


イ:安倍元総理は沖縄のために尽力した政治家の一人であり、人間として、県を代表する知事から、感謝の念と弔意を示すべきではなかったか、伺いたい。


ウ:公立学校及び各市町村における半旗掲揚に係る対応状況について伺います。


2:新型コロナウイルス対策について


(1) コロナ対策全般について


ア:この3年近くの対策を検証し、第8波への対処を戦略的に講じるべきと考えるが、見解を伺います。


イ:全数把握が見直されたことにより、県の対策へどのような影響が生じているのか、伺います。


ウ:9月半ば、新たな変異株であるケンタウロス株への感染者が県内で初めて確認されました。感染力がさらに強いという指摘もある中で、県は今後どのような対策を講じる考えか、伺います。


(2) ワクチン接種の推進について


ア:県は8月末までにワクチン接種率に関し、60歳未満の3回目接種率を60%とする目標を示しておりましたが達成状況はどうなっているか、伺います。


イ:9月末から全国でオミクロン株対応のワクチン接種が開始されたが、接種率の目標を含めて、どのように推進を図っていく考えか、伺います。


(3) 抗原検査キット購入に係る違法な会計処理について


ア:乙第14号議案から乙第16号議案までの3件の議案が提出されていますが、議会軽視、議会無視と断罪せざるを得ない事案であります。どのような経緯で今回のような違法状態が起きてしまったのか、責任の所在を含めて、説明を求めます。


イ:今、議案を提案している現時点において、違法な状態にある。違法状態は解消されていないという認識は県として持っているのか、伺います。


ウ:当該事業には国庫補助金が充当されていると聞いておりますが、国は追認について状況を把握しているか伺います。国へ報告をしていなければ、予算負担はどうなるのか、財源は確実に担保されるのか、明確にすべきであると考えますが、見解を伺います。


エ:本件については、会計管理者の決裁を経て、支出済みとなっているものがあり、執行機関と出納機関との牽制体制、内部統制が機能していないと考えますが、監査委員の見解を問います。


3:行財政運営について


(1) 令和3年度決算の概況について


ア:令和3年度決算が提出され、一般会計の歳出総額は史上最高の1兆円超えとなりました。一般会計歳入決算のうち、一般財源の歳入状況について、伺います。


イ:財政調整基金及び減債基金の残高(決算統計ベース)について伺います。


ウ:臨時財政対策債の償還状況について、伺います。


エ:実質公債費比率及び将来負担比率が低い状況にありますが、早期健全化団体に転落しないことを前提にすると、どの程度の公債発行能力があるのか、伺います。


(2) 令和5年度予算編成について


ア:令和5年度予算編成に向けた課題について、伺います。


イ:令和5年度沖縄振興予算概算要求が減らされたことについて、少なくとも昨年度並みの予算額を確保することについて、意気込みだけではなく、具体的な戦略の説明を求めます。


ウ:一括交付金が減額される中で、各省予算や県債発行による財源確保などを含めて、どのような戦略で公共事業費の確保に取り組む考えか、伺います。


(3) 組織・人事行政について


ア:県は令和2年度から特命推進課を設置していますが、「知事の特命事項の調整及び処理に関すること」とされており、実態が不明な規定となっています。設置からこれまでに、どのような特命事項が知事から指示されたのか、具体的に説明を願いたい。


イ:県職員の定年延長のための議案が提案されていますが、今後退職手当を含めた総人件費の増加をどのように見込んでいるのか、どのように財源を確保する考えか、伺います。


ウ:教員を含めた県職員の離職や休職が増えています。その背景・原因と対策について、伺います。


エ:一部の組織では、時間外手当の予算措置が間に合わず、支給が半期先となっているようなことも聞いておりますが、人事当局はそのような実態は把握できているのか、伺います。


4:保健衛生・医療福祉について


(1) 県民の健康増進について


ア:厚生労働省によれば、2021年における沖縄県内の職場検診での有所見率は、70.4%と全国ワースト、全国平均58.7%と比べても、相当高い比率となっています。「健康・長寿おきなわ」の復活を掲げる県は、具体的にどのような改善策を持っているのか、伺います。


イ:日陰・木陰や雨除け、ベンチなどの休憩ポイントを町なかに増やすなど、快適な歩行空間を形成する取組も、県民一人一人の健康づくりに資するものと考えますが、見解を伺います。


(2) サル痘等新興感染症への対処について


ア:新型コロナウイルスの脅威に加えて、サル痘の世界的な蔓延の危険性が指摘されています。県はサル痘の蔓延抑止に向けて、どのような取組を進めているか、伺います。


イ:さらに異種の新興感染症が登場する可能性もあることから、国等と連携して、島嶼圏の不利性・有利性を踏まえた対策を講じるべきと考えるが、中長期的な取組の考え方を伺います。


(3) 離島の救急搬送体制について


ア:離島における急患搬送の現状と課題について伺います。


イ:地震津波など大規模災害の際に、観光者を含めた負傷者等の搬送、医療提供は確保できるのか、伺います。


(4) 犬・猫殺処分ゼロにするための課題と今後の取組、目標数値について伺います。


5:子ども・子育て・若者支援について


(1) 待機児童の状況について


ア:令和4年4月1日時点の待機児童数は439人と、全国ワーストであり、待機児童率も0.71%と全国ワーストとなっています。知事は令和3年度末の待機児童解消を公約に掲げていたにもかかわらず、達成に至らなかった理由をどのように分析しているのか、伺います。


イ:待機児童解消支援基金が令和3年度末で廃止となっていますが、待機児童数の状況を見るとさらなる支援の継続が必要だと考えます。具体的な方策を伺います。


(2) 子供の貧困率の悪化について


ア:子どもの貧困対策推進基金を60億円まで積み増し、知事の並々ならぬ決意を感じる一方で、1期目の施策展開の結果、貧困率は悪化しています。施策の効果は疑問であり、1期目の施策展開をどのように分析しているのか、伺います。


イ:この分析を受けて、2期目にどのような見直しを加えていこうと考えているのか、伺います。


ウ:子供貧困の解消は、親の貧困、貧困の連鎖を断ち切るという、中長期的かつ構造的な課題への対策も必要と考えるが、この点をどのように考えているのか、伺います。


(3) 保育施設における乳児死亡事案について


ア:7月末、那覇市内の認可外保育施設において、一時預かりの男児が心肺停止、その後命を落とすという痛ましい事件が発生しました。今般の事案について、どのような点が問題だったと認識しているのか、伺います。


イ:通園バス車内で置き去りにされ死亡するという、あってはならない事案が他県で発生し、通園バスへの安全装置義務化の政府方針が示されました。県としてどのように対応するのか、スケジュールや予算規模、財源について、伺います。


ウ:保育施設における子供の命を守るため、様々なリスクへの対応が必要だということを改めて認識したところですが、総合的なリスク認識と対処方法について、保育行政としてやるべきことは何だと考えているのか、伺います。


(4) 里親委託契約解除問題について


ア:第三者委員会が中間報告を行っていますが、その概略について伺います。


イ:中間報告に対する知事の受け止め方を伺います。


ウ:最終報告はいつ頃目途となっているのか、伺います。


(5) 学校給食費無償化の知事公約について


ア:知事は選挙期間中に、学校給食費を全県で無償化すると発言を繰り返してきましたが、どのように財源を確保して実施する考えか、伺います。


イ:今後の無償化に向けたスケジュール、具体的な取組について、伺います。


(6) 若者支援・健全育成について


ア:知事は就任挨拶において、「若年者に対するファーストステージ支援」に取り組む姿勢を示していますが、具体的にどのような取組をしていくのかが明らかではありません。明快な説明を求めます。


イ:中高生の間での「大麻」などの違法薬物所持が憂慮すべき問題となっています。違法薬物の危険性を周知し、蔓延防止を徹底するべきと考えますが、県の認識と今後の取組について、伺います。


6:教育行政について


(1) 県立高校における空調設備の稼働状況について


ア:7月22日に、県内高校生徒有志から教育長へ提出された要望書に対して、教育長はどのような対応を行ったのか、伺います。


イ:空調設備の運用・改修に当たり、地方創生臨時交付金や県債充当などの財源検討はなされているのか、伺います。


ウ:物価高を受けて、校内電気料金の高騰が見込まれますが、太陽光パネル設置などの対策を講じる考えはないか、伺います。


(2) 年少人口と学校設置・配置の考え方について


ア:県内の年少人口は今後どのように推移すると見込んでいるか、伺います。


イ:人口減少の波を避けては通れないと考えていますが、学校の設置・配置をどのように計画的に実施していくのか、伺います。


(3) 子供たちの学力向上について


ア:今年4月に行われた全国学力テストの結果について、本県の状況を伺います。


イ:子供たちの学力向上に向けた課題と対策をどう捉えているのか、伺います。


ウ:県立学校における中高一貫教育の推進を積極的に進めることも検討すべきと考えるが、県の認識を伺います

代表質問を終えて

知事政治姿勢の中で、民意や公約、選挙のあり方等を質し、安倍元総理の国葬儀は一人の人間として、県を代表する知事から「ウチナーンチュの肝ぐくる」と弔意を示すべきであったと訴えた。

新型コロナ対策で県は、購入した抗原検査キットの違法な会計処理について、手続きに誤りがあり、瑕疵があった事を認めた。再発防止と国庫補助対象になるよう努力するとの答弁を得た。

また、次年度予算編成の中では、本県の自主財源比率は弱く、国への依存度が大きいこと、概算要求が既に200億円も減額されている事への危惧を訴え、本予算の目処がつく12月迄のしっかりした要請の要望も行った。

更に、教育行政では、公教育の必要性を確認し、知事公約の給食無償化について、「市町村の実施状況や他都道府県の動向等、情報収集に努めてまいりたいと考えております。」という答弁では、早期公約達成には程遠いと考える。


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