一般質問(13期)

[一般質問] 下地康教 令和六年第1回沖縄県議会2月定例会

令和六年2月27日(火)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の一般質問(一日目)に沖縄・自民党より下地康教議員が5番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。

私は、これまで宮古圏域を含む離島の振興を目的に政務活動を実践して参りました。第13期議会最後の一般質問であります。今回、離島におけるインフラ整備や生産人口の減少、法的外目的税に係る観光目的税、農業支援策や社会資本整備に関する問題を提起し、知事の離島振興に関する姿勢を徹底的に追求します。


令和六年2月27日(火)

第1回沖縄県議会(2月定例会)一般質問

下地康教(しもじやすのり)(会派:沖縄・自民党)


1:知事の政治姿勢について


(1) 公共インフラ整備と防災について


ア:港湾施設の耐震化や小規模離島の防災体制強化について伺う。


イ:特定利用空港・港湾の整備について伺う。


ウ:防災を含む公共インフラ整備と特定利用空港・港湾整備の違いを伺う。

(2) 生産年齢人口(15から64歳)の減少について


ア:2020から2050年の30年で生産年齢人口が減少する調査結果について伺う。


イ:18%の減少が予想される生産年齢人口における対策を伺う。

(3) 法定外目的税について


ア:沖縄県における観光目的税の導入タイムスケジュールを伺う。


イ:各市町村との観光目的税に係る協議及び調整状況を伺う。


2:不発弾処理事業について


(1) 本年度27.06億円と前年度より3500万減額となっている。その理由を伺う。


3:農林水産業について


(1) 繁殖牛素牛の輸送費補助について伺う。


(2) 農業資材高騰対策を伺う。


(3) 和牛子牛被害に係る野犬対策について伺う。


(4) 軽油免税手続の簡素化について伺う。


(5) 佐良浜漁港防暑及び給油施設の改修について伺う。


4:社会資本整備について


(1) 平良城辺78号線と平良新里190号線の交差点(狩俣砕石所前)右折のための時差式信号設置について伺う。


(2) 働き方改革と人手不足による公共工事の工期設定について伺う。


(3) 電線地中化工事に係る技術管理業務の発注要件について伺う。


(4) 赤土等流出防止対策における調査方法及び市町村との連携について伺う。


(5) 県の景観形成と各市町村の景観形成条例との整合性を伺う。


5:経済・暮らし、医療・教育について


(1) 県立宮古病院における時間外診療について伺う。



6:我が党の代表質問との関連について


一般質問を終えて

県議会13期議員として最後の一般質問となりました。

離島である宮古地区から選出された私の約4年に渡る議員活動は、「離島の振興なくして沖縄の振興はない」との信念で「離島振興」という課題に取組んできました。

ロシアのウクライナ侵攻などによるエネルギー価格や物価の高騰など社会経済のしわ寄せが、離島の生活を圧迫しています。また、離島における港湾や空港、道路などの社会資本整備は、離島における定住化を図るためには重要な要件であります。

そこで、従来の沖縄振興予算とは別枠で防災整備を含めた離島防衛対策としての「特定利用空港・港湾整備」事業の積極的活用に取組む必要があります。地方の空港・港湾整備は、どうしても遅れがちになるのが現状であります。「特定利用空港・港湾整備」事業を取り入れ、離島のインフラ整備や防災整備を目的とする国土強靭化を進めるべきであります。

30年後には生産年齢人口が約18%減少すると予測されております。これにより離島の経済活動の縮小や過疎化・高齢化は深刻な問題となってきます。早急に離島における定住対策を講じる必要があります。

県において令和8年を目処に観光宿泊税の導入が検討されていますが、宮古島市を含む5市町村でも導入が検討されています。今後、県と導入予定の市町村との調整及び連携が重要となってきます。「世界から選ばれる観光地」を目指すために県民一丸となって観光課題に取組む必要があります。

これからも、「離島振興」をモットーに県民の皆様方の福祉向上のために活動していく決意であります。


2024-02-21 | Posted in 一般質問(13期), 下地康教No Comments » 

関連記事