[一般質問] 小渡良太郎 令和六年第1回沖縄県議会2月定例会
令和六年2月27日(火)
第1回沖縄県議会(2月定例会)の一般質問(一日目)に沖縄・自民党より小渡良太郎議員が6番手に立ちます。以下の質問項目を事前通告いたしました。
令和六年2月27日(火)
第1回沖縄県議会(2月定例会)一般質問
小渡良太郎(おどりょうたろう)(会派:沖縄・自民党)
1:知事の政治姿勢について
(1) 知事が就任以降いかなる状況においても県政の最大課題としている「普天間基地代替施設の建設阻止(いわゆる『辺野古新基地建設阻止』)の取組」について、知事は一貫して 「県民の民意」を取組の最大の根拠としているが、この「民意」とは何か。知事の見解を伺う。
2:防災行政について
(1) 台風6号がもたらした被害について、私の地元、沖縄市泡瀬の一部地域では高潮による道路冠水並びに住居等への浸水被害が発生した。この件は9月定例会の一般質問でも取り上げたが、改めて、道路冠水並びに住居等への浸水被害の原因を伺う。また併せて、当該被害の責任の所在について、当局の見解を伺う。
3:土木建築行政について
(1) 他の地域と比して遅れが目立つ沖縄市域における県の公共事業だが、下記の事業について、現在の進捗並びに今後の展望を伺う。
ア:県道20号線(胡屋-高原間、高原交差点改良、比屋根地先橋梁)
イ:沖縄自動車道池武当IC及び周辺道路整備
ウ:東部海浜開発事業
(2) 現状において様々な課題が山積している地域、今後の展望が期待されるエリアについて、現在の見解と今後の方針等を伺う。
ア:沖縄環状線(アワセベイストリート区間の慢性化した渋滞の解消)
イ:沖縄県総合運動公園(施設老朽化や遊具等未修繕・既存施設未活用のまま放置、令和16年国体に向けた再整備等)
4:保育行政について
(1) 待機児童ゼロがいまだ果たせない沖縄県において、現在ほとんどの待機児童は「ゼロ歳から2歳児」であり、積年の課題である待機児童解消のためにはここに力を入れるべきであることは明白である。
そこで、最も親の手がかかる当該世代の特徴を鑑み、認可外保育所等に協力を仰いで「居住地だけでなく就労地近辺でも預けられる」市町村の枠組みを超えた広域保育制度の設立を提案する。
この提案については文教厚生委員会では何度も議論している案件なので、担当部局には「部局内での検討」の結果及び「他府県における先進地例等の調査は行ったか否か」、並びに「実現に向けたハードルや課題等」について伺うこととし、その上で知事の感想と見解をお聞かせ願いたい。
5:教育行政について
(1) 部活動の県外派遣について、県代表として県外等に派遣される子供たちやチームに対する派遣費のサポートはどのように行われているか、現在の状況と県教委の考えを伺う。
6:我が党の代表質問との関連について
一般質問を終えて
今回は、「民意」を根拠に裁判闘争を続ける知事の政治姿勢を取り上げて議論しました。
確かに直近の選挙では「辺野古反対」を掲げる玉城知事に多くの票が集まりました。しかしながら、玉城知事を支持した県民のうちどれだけの人が「法令を無視してでも」「裁判の判決を踏み倒してでも」反対をするべき!と考えて投票したのかは、正直わかりません。
つまり、少なくとも今現在の反対姿勢については、負託された以上の範囲に自身の都合の良いように選挙結果を解釈して政治利用している、と言われても過言ではないわけです。
辞書的な意味合いにおいては、「法律の手順を無視した独善的な政治」は「独裁政治」とされています。
その「独裁政治」の一端は、物価高や資源高騰等の悪影響に喘ぐ県民に対して追い打ちをかけるような水道料金の値上げを決行する、などという姿勢に現れていますし、それはこの値上げの議案を何ら県民目線で議論することなく単に数の論理で押し通した議会にまで及んでいると言えるでしょう。
今日の一般質問が私の今期最後の質問となりましたが、次期県議会においては「玉城県政がやることなら何でもok」が普通にまかり通る議会ではなく、もっと県民目線に立った前向きで建設的な議論が当たり前に出来る場へと変革できるよう、頑張っていきたいと思います。