一般質問(12期)
[一般質問] 大浜 一郎 平成31年第2回沖縄県議会2月定例会
平成31年2月25日(月)第2回沖縄県議会(2月定例会)一般質問
大浜 一郎(おおはま いちろう)(会派:沖縄・自民党)
- 1:平成最後の定例会に際して
- (1) 今上陛下に対し県民を代表して感謝を表明する考えについて
- 2:知事の政治姿勢について
- (1) 雑誌「通販生活」インタビューにおける発言について
- ア:「沖縄県と政府とのつき合いにも当てはまるでしょう。後ろ手にナイフを持ちながら、もう片方の手で握手…」との発言の真意について
- イ:同じく「米軍基地は沖縄の経済と民主主義をフリーズ(凍結)させている存在だ」との発言の真意について
- (2) 今般の県民投票は直接民主制ではなく間接民主制度の枠内での投票であり、その結果に法的拘束力は有しないことの認識について
- (1) 雑誌「通販生活」インタビューにおける発言について
- 3:沖縄振興策について
- (1) 次期沖縄振興策へ向け、これまでの振興策の「成果と課題」の具体的な理論的根拠の整理について
- (2) アジアの成長力を県経済へ取り込むビジョンにおいて、台湾との経済連携を構築していく方向性について
- (3) 先島地域(八重山・宮古)における、観光振興の潜在力を引き出すための方向性について(インフラ整備拡充を含めた)
- (4) 観光目的税(宿泊税)の離島住民への配慮について
- 4:防災行政について
- (1) 南西諸島域海底地震観測網早期設置について
- (2) 発災時観光避難民に対応する防災備蓄の早期対応について
- (3) 発災時における自衛隊、在沖米軍との連携構築について
- (4) 県消防防災ヘリの先島地域、大東島地域への対応及び各自治体からの消防隊員派遣人件費の市町村の案分について
- (5) 発災時における離島医療態勢について
- 5:児童虐待について
- (1) 県と県警との情報共有協定の現状と今後の課題について
- (2) 加害者への厳格な刑事責任追及における県警の取り組みについて
- 6:八重山地区における畜産振興について
- (1) 上質ブランド肥育牛増産、養豚増産態勢への取り組みについて
- (2) 石垣市食肉センターのHACCP準拠施設整備への取り組みについて
- (3) HACCPで処理した食肉の海外輸出への取り組みについて
- (4) 豚コレラ、口蹄疫等家畜伝染病の徹底した防疫について
- (5) 獣医師増員への具体的な取り組みについて
- 7:八重山地区における水産振興について
- (1) 高度衛生管理型荷さばき場の整備の必要性について
- (2) 陸上における養殖施設の整備拡充の必要性について
- 8:離島児童生徒の大会等派遣に係る補助拡大(楽器等備品搬送費)について
- 9:石垣島で計画されているゴルフ場を含むリゾート施設建設への県の対応について
- 10:我が党の代表質問との関連について
定例会をおえて
県民投票結果への関心が高い時期の定例会一般質問であったが、現在重要な県政の課題は次期沖縄振興政策へむけた具体的な沖縄の取り組みであると考えている。
現県政においては、これまでの沖縄振興策の「課題と成果」を整理して、次期沖縄振興政策に理論的根拠を明確に示す実務作業スピードはやはり遅いと感じた。平成32年度予算編成の取り組みは実際には、今年度7月から始まるという意識が足りないと思っている。
また、アジアの成長力を持続的に取り込み、付加価値の高い経済生産性を生み出すために必要な制度設計は沖縄の経済の「肝」であり、政府と連携しての政策パッケージ策定は不可欠だと改めて感じた。
さらに貧困対策の対処策と、その根幹的要因は経済政策であるとの理論構築、児童虐待への対処、防災対策、離島地域への政策強化を取り組み組み等様々な政策立案が必要だと感じた。
今後においても、知事の政治姿勢の重要性、県民生活に密着した課題の抽出、離島地域への政策強化について研鑽を深めたいと思っている。